【文房具】シャープ創業者考案の最初期型シャープペンシル「早川式繰出鉛筆」を複製販売

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シャープ創業者考案の最初期型シャープペンシル「早川式繰出鉛筆」複製販売。

数ある文具の中でも、日常的に使われることが多いシャープペンシル。
日本における歴史は19世紀に舶来品として輸入されたところまでさかのぼるが、
金属製で耐久性に優れた日本初の実用的なシャープペンシル(繰出鉛筆)を考案したのは、
総合家電メーカーのシャープ創業者・早川徳次氏であることはよく知られている。
その早川氏が考案した「早川式繰出鉛筆」の複製品は、これまで幾度かプラチナ萬年筆から発売されているが、
今年も数量限定で発売されることになった。12月15日から発売で、価格は10,500円(税込み)。

◆画像:http://www.narinari.com/site_img/photo/2009-12-01-190739.jpg

「早川式繰出鉛筆」は1915年(大正4年)に早川氏が発明したもの。
早川氏は幼少の頃から金属細工に長け、成長してからは職人と呼ばれる域にまで達していた。
その技術を駆使し、軸柄に細やかなラインを彫り込んだ模様を施すなど、
外装の細部までこだわった「早川式繰出鉛筆」を15本だけ製作。
販売される複製品は、そのうちの1本を現代に甦らせたものだ。

複製品の素材は真鍮に銀メッキ仕上げ。芯の太さは0.5ミリで、新しい芯繰出し機構を採用した。
今回の販売では、シャープペンシルに加え、同じデザイン、材質、仕様のボールペンも用意。
合わせて1万本の販売となる。

シャープの社史によると、「早川式繰出鉛筆」登場以前の繰出鉛筆はセルロイド製が主流で、
太くて見かけが悪い上に壊れやすく、実用にはほど遠いものだった。
そこで早川氏は美しいニッケル製の「早川式繰出鉛筆」を製作(※改良を重ねていくうちに
「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」「シャープペンシル」と改名)。
当初は「軸が金属なので冬には冷たく感じる」「和服には向かない」と言われ販売面で苦戦したものの、
貿易商社を介して欧米に渡ったところ大人気となり、それがきっかけで国内の問屋筋からも引き合いが強くなったという。

なお、「早川式繰出鉛筆」は「内部の金具を真鍮の一枚板にした上、それを3段に絞って先を細くし、
そこに溝を螺旋に彫って回転させる繰出装置」(シャープ社史より)の独創性が認められ特許を取得。
また、1926年(大正15年)には米国でも特許を取得している。  

早川氏は早川兄弟商会金属文具製作所を設立し、シャープペンシル事業も順調に売上げを伸ばしたが、
1923年の関東大震災で被災。失った工場の再興は叶わず、大阪の地で従業員3人とともに再出発し、
以降、ラジオのヒットを足がかりに現在のシャープの礎を築いた。

■ソース:2009/12/01 19:10 Written by Narinari.com編集部
http://narinari.com/Nd/20091212701.html
2やまとななしこ:2009/12/04(金) 19:29:51 ID:0gG7VoQz
2
3やまとななしこ:2009/12/04(金) 19:32:09 ID:P1/BOe/4
デザイン見るとイタリアの文具メーカー思い出す
4やまとななしこ:2009/12/04(金) 19:34:59 ID:SopYIWju
最後の0.5mmくらいまで使えるようにしてくれ
5やまとななしこ:2009/12/04(金) 19:45:54 ID:IRg/8Dub
目の付けどころがシャープ
6やまとななしこ:2009/12/04(金) 19:57:16 ID:+FdLQA1q
シャープさんフラットさん
7やまとななしこ:2009/12/04(金) 20:04:38 ID:mT6Fixuc
こんなの10.500円もしないだろ。
シャープの初ちゃんに確かめてきてやろ。
つか、まだいきてるかな?
8やまとななしこ:2009/12/04(金) 21:44:42 ID:+s8f6oTD
なんだか、デザインがマジックアイテムみたいだな。
9やまとななしこ:2009/12/04(金) 22:38:38 ID:l2M7nuZJ
シャーペンならパイロットのスターリングシルバー軸のグランセ使ってるぉ
値段言ったらいつも変な目で見られる(´;ω;`)
10やまとななしこ:2009/12/05(土) 00:12:12 ID:cHWIdu71
創業期に地震で一度コケてたのか
再起してるしたいしたもんだ。
11やまとななしこ:2009/12/05(土) 00:43:47 ID:qji4qWT+
せっかく進化を重ねて、最新素材を使い、機構も洗練されて、しかも100円で
買えるようになったのに。

わざわざプロトタイプを引っ張り出して1万円って言うのはどうなの?
12やまとななしこ:2009/12/05(土) 00:47:24 ID:gfLk6LOO
限定という言葉に弱い
13やまとななしこ:2009/12/05(土) 01:08:32 ID:gPUcxFQ3
シャーペンのシャープってあのシャープのことだったのか・・・
14やまとななしこ:2009/12/05(土) 01:12:21 ID:d0pn7pAL
シャープペンの諸権利を買ったのはパイロットだったのか
15やまとななしこ:2009/12/05(土) 01:22:00 ID:wnmmz4fg
>>13
むしろシャープって名前になったのが
エバー・レディ・シャープ・ペンシル(常備芯尖鉛筆)を作ってたからなんだな
なるほどね〜
16やまとななしこ
万年堂から細かい訂正が入ってるぞ

12月1日からご予約受付を開始させて頂いております早川式繰出し鉛筆の複製品につきまして
各種マスコミの方々に記事の掲載をして頂いており、大変有難うございます。
本商品につきましては弊社では過去に同様の商品をリリース頂きご好評頂いております関係上以前の商品との混同が一部記述で見受けられますので、
再度下記をご確認頂きます様お願い申し上げます。

1)『日本初』 という表現
 『日本初』のモデルは2003年にリリースしたモデルです。
今回は故早川徳次氏が錺(かざり)職人として仕事を始めた技術をペンに用いたもので前回のものが最初のモデルと位置づけられています。
よって弊社では『最初期型』という表現に留めさせて頂いております。

2)『ペン先からシャープ芯を差し込む』 という表現
当時のメカニズムではこの技術でしたが、現在では一般のシャープペンシルとしての使用感に合わせる為、後端部を外し後ろから芯を入れる構造にしています、先端部ではありませんのでご注意下さい。

3)柄の表現
柄については今回エンジンタン*という機械彫刻の技法で量産に対応しています。
よって手作業での模様作りはしていませんのでご注意下さい。

4)当時の製作本数
一部報道では15本のみ当時製造していたとの記述がありますが、これも前回迄のモデルのお話です。