福井市本郷地区のスコップ三味線愛好会「七瀬すこっぱーず」が12月6日に青森県五所川原市で
開かれる第3回世界大会に初出場する。
メンバーは「何とか入賞を狙う」と息巻きながら、練習に熱を入れている。
スコップ三味線は雪かき用の鉄製スコップを三味線に見立て、音楽に合わせて栓抜きやヘラでたたいて
演奏する余興。世界大会は発祥の地・五所川原市で2007年に始まり、本県チームの出場は初めて。
七瀬すこっぱーずは昨年4月に結成され、団塊世代を中心に9人が所属。
これまで市内外の老人ホームやイベントなど約50カ所で公演し、着々と実力を蓄えてきた。
世界大会には団体の部8チーム、個人の部16人が出場。
七瀬すこっぱーずは「ヨサコイいっちょらい」(3分40秒)を披露する。練習は毎週水曜夜に2〜3時間、
本郷公民館で実施。懸命に全員でテンポを合わせ、栓抜きをスコップにぶつける音が威勢よく
響き渡っている。本番では曲の途中でスコップを旗に見せかけて振り回したり、ひょっとこのお面をかぶって
ひょうきんな動きを織り交ぜたりする予定。
個人の部には、代表の松並久太夫さん(65)と西薮喜代士さん(62)、小清水清一さん(70)が出場。
小清水さんは「自分の腕がどこまでのものか試したい」と意欲十分。松並さんは「昨年の第2回大会は
視察に行った。入賞を狙いたい。福井のPRもできるように頑張ってくる」と話している。
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/photos/20091126204945.jpg 世界大会に向けてスコップ三味線のけいこに励む「七瀬すこっぱーず」=福井市本郷公民館
ソース:福井新聞(2009年11月27日)
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=9115