【野菜】まるでプルーン「黒ラッキョウ」

県の特産品だが、酢漬け以外の需要が少ないラッキョウを多くの人に食べてもらおうと、
県農林総合研究所園芸試験場（北栄町）は、ラッキョウを蒸し焼きして糖度を高めた
「黒ラッキョウ」を開発し、特許と商標登録を申請した。

果物のプルーンのような甘さになり、独特の臭みもほとんどなくなるため、
ジャムや菓子などにも利用できるという。ＪＡ鳥取いなば（鳥取市）と
健康食品会社のゼンヤクノー（同）がソース状に加工した商品を年内にも販売する計画で、
県の新しい名物として期待される。

開発したのは同試験場の森本隆義研究員（３８）。
豊作だった２００７年にラッキョウの価格が暴落したことがきっかけになった。

試行錯誤の末に、ラッキョウを一定の条件で高温で２日間蒸し焼きにする方法を開発した。
蒸し焼きにする過程で、炭水化物が果糖に分解され、糖度が上昇。中性脂肪を減少させる
効果があるとされる「シクロアリイン」も生ラッキョウの２倍、
抗酸化力も２０倍になることがわかり、サプリメントへの活用が見込まれるという。

ＪＡ鳥取いなばとゼンヤクノー以外にも、東京の著名パティシエらから
問い合わせが寄せられており、森本研究員は「この技術がラッキョウの価格安定や産地活性化につながれば」と話す。

県のまとめでは、１９９８年に全国２位の２８４０トンだった県産ラッキョウの販売量は、
０６年は２６５６トンで３位。豊作だった０４年は３５６１トンで１位だった。

画像：炭のように黒い「黒ラッキョウ」。プルーンのような甘さが特徴だ
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20091013-367740-1-L.jpg

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20091013-OYT8T00855.htm

依頼あり
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1252212533/256

２？

井出ラッキョウ