【栃木】絶滅危惧種カワラノギクをはじめ、貴重な植生よみがえる

地域古来の植生を再現しようと、住民グループ「押上水神会」（長島久伸世話人代表、45人）が
押上の鬼怒川河川敷で育てている絶滅危惧種のカワラノギクが、見ごろを迎えている。

２年間、外来植物の抜き取りを続けてきた約６０００平方メートルの砂礫地には、
カワラノギクをはじめ、さまざまな貴重な植物がよみがえっている。
12日午前10時から特別観賞会が開催される。

同所はＪＲ東北新幹線の高架橋の下流約３００メートルにあり、ロープで仕切られている。
同会は昨年、国土交通省氏家出張所の提案で、造成地にカワラノギクの種をまいた。
その後は、シナダレスズメガヤなど外来植物の繁茂と抜き取りとの競争。今年７月、ようやく大株の除去を終えた。

今、同所には、カワラノギクのほか、市の天然記念物のチョウ、
シルビアシジミの食草であるミヤコグサや絶滅危惧種のカワラニガナなど河原固有の約10種の植物が生育している。

毎日のように抜き取りを行ってきた同会世話人の矢沢修太郎さん（72）は「先人たちが
暮らしてきた環境を知ってほしいとやってきた。小さな在来種を見つけたときはうれしいね」と話した。

特別観賞会は地域向けだが、一般の参加も可能。

画像
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下野新聞
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依頼あり
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う……植生

ヤマトナデシコは絶滅しました

誰だよシルビアシジミって