黒いニンジンに紫のカリフラワー……。スーパーマーケットではなかなか見かけない、
「珍菜」の発掘・販売に取り組んでいる。一番の自信作は、パチンコ玉程度の大きさの「極ちびトマト」だ。
極ちびトマトは、価格が一パック(約100グラム入り)で1280円。
同じ量の中玉の2倍以上。
それでも来年6月まで、都内の飲食店や前橋市内の結婚式場などから注文があるほど人気が高いという。
懐石料理の添え物やケーキの具材の一部など、料理の「華」として重宝されているようだ。
大沢さんと極ちびトマトとの出会いは、今から6年前の夏にさかのぼる。
前橋市富田町の自宅の菜園の隅で、小さな赤い実を幾つもつけた植物を見つけた。
当時はプチトマトより小さいトマトはあまり知られていなかった。
だが中玉と比べても味はひけをとらないし、日持ちもいい。「これは商品になるかも」。
大沢さんはすぐ、極ちびトマトの種子の採取に取りかかった。
とはいえ、種子の採取は容易ではない。すべての種子が栽培すれば十分に実をつけるとは限らないからだ。
大量に実をつける苗木だけを抽出し、良質な種子を集める作業を繰り返した。2年以上の年月を要した。
珍菜を市場に出すまでには、多大な時間と労力がかかる。
だが客に「面白いね」と楽しんでもらえる喜びには代え難い。
「次は四角いプチトマトの販売を計画しているんだ。面白そうだろ?」
マイタウン群馬
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