伊豆市・修善寺温泉のシンボル「独鈷(とっこ)の湯」の移設工事が終わり、20日に開湯(かいとう)式が
行われる。式後、約8か月ぶりに一般開放される。
市観光協会では「独鈷の湯は弘法大師ゆかりの修善寺温泉の宝。お湯に触れながら、大切に見守って
ほしい」と話している。
独鈷の湯は、約1200年前、川の水で病気の父親の体を洗っている息子の姿に感動した弘法大師が、
仏具の独鈷で岩を打ったところ、温泉がわき出たのが始まりと伝えられ、修善寺温泉の起源とされる。
修善寺川(桂川)の中にある巨大な岩風呂が、大雨の時などに流れを止めて洪水を起こし、
周辺の旅館街に被害が出るようになったため、県沼津土木事務所が昨年12月から川幅の広い
19メートル下流へ移設を進めていた。
同事務所によると、足の不自由な人が行きやすいようにするスロープと手すりが17日までに完成する。
その後、市がスロープから独鈷の湯までヒノキの桟橋(長さ4メートル、幅1・2メートル)を架け、
改修を終えたあずま屋の屋根を取り付ける。市観光商工課では「今週末までには作業を終えたい」
としている。
20日の開湯式は午前10時15分から。旅館の女将()約20人が湯汲み式に参加し、
近くの修禅寺本堂で弘法大師に感謝して献湯する。
伊豆市観光協会修善寺支部(TELはソース参照)まで。
ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090713-OYT8T00991.htm 桟橋とあずま屋の屋根の取り付けを待つばかりとなった独鈷の湯
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20090713-741380-1-L.jpg 下から3行目あたり“ 旅館の女将()約20人が湯汲み式に参加し、”は原文ママです。