♪つめの間にぶどう菌(中略)指の間もよく洗おう(「手洗いのススメ」より)
福岡市南区の那珂川病院に勤務する医師や看護師のバンド
「Mid‐River」が、感染症防止やリハビリのコツなどを
テーマにしたユニークな曲で、10年以上患者を励まし続けている。
バンドは同病院の外科医、大国さん(53)や作業療法士の東さん(55)をはじめ
内科医、事務次長、看護師長、理学療法士などさまざまな職種の7人で編成。
1996年、クリスマスに自宅に帰れない入院患者のために、
大国さんら4人でコンサートを企画したのが始まりだ。
院内の音楽療法室を拠点とし、院内や町内会で演奏。
作ったオリジナル曲は20曲を超える。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の院内感染が問題となった年には、
MRSAをテーマにした曲を制作。
その予防策を歌でアピールした「手洗いのススメ」は、
新型インフルエンザの国内感染が問題になった今年5月以降、再び評判を呼んだ。
演奏を聴いて、まひで口があまり動かせない患者が歌を口ずさむようになったり、
歌を励みにリハビリを頑張ったりと、活動の効果はじわりと出ており、
病院側もドラムやアンプなどを購入して応援している。
ボーカルで作詞も担当する大国さんは「診察室では言えない本音が、
歌では伝えやすい」とバンドの醍醐味(だいごみ)を語る。
♪そうさ歌ってりゃ そのうち病気も治る やっぱり昔から 病は気から治せ
(「リハビリロック」より)
25日に同病院で開かれる夏祭りでは、病院創立50周年を記念し、
深夜勤のつらさややりがいを歌った新曲「当直のブルース」を披露する予定。
忙しい合間を縫って猛練習中だ。
画像:那珂川病院の音楽療法室で練習するバンドのメンバー
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20090703/200907030017_000.jpg 西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/106342 依頼あり
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1241575483/435