県内で自然保護や環境保全に取り組む個人・団体を表彰する「第24回県自然保護功労賞・奨励賞」
(日本野鳥の会県支部、読売新聞東京本社主催)の表彰式が26日、読売新聞宇都宮支局で行われた。
「功労賞」を受賞したさくら市の「うじいえ自然に親しむ会」と、高校生以下に贈られる「奨励賞」を受賞した
都賀町立赤津小学校の各代表者が出席し、賞状と盾、記念品が贈られた。
審査委員を代表して、作新学院女子短大の青木章彦教授が講評した。
「うじいえ自然に親しむ会」については、さくら市の天然記念物に指定されているチョウ「シルビアシジミ」の
保護や、キク科の植物「カワラノギク」の保全活動が高く評価されたと紹介し、「今後も保護活動の場が
広がることを期待している」と激励した。
これに対し、同会の加藤啓三会長は、「まちおこしの一環と思って活動を始めた。地域を流れる鬼怒川と
その自然のために今後も働きたい」と意気込みを語った。
野鳥の観察を通して地域の自然環境を学んでいる赤津小は、「日頃の教育の中に環境の視点を盛り込んで
おり、観察と清掃活動に継続的に取り組んでいる」と高く評価した。
同小の荒川君江教頭は「子供たちや地域の人が学校や周りの自然環境に誇りを持てたことがうれしい。
これからも愛鳥活動とクリーン活動を続けていきたい」と抱負を述べた。
▽ソース:読売新聞 (2009/06/27)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20090627-OYT8T00039.htm ▽画像 (「うじいえ自然に親しむ会」の加藤会長(前列右)、都賀町立赤津小の荒川教頭(後列右)ら受賞者)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20090627-456298-1-L.jpg