弁当箱が面白い。素材や機能、デザインにこだわった製品が続々と登場している。長引く不況のあおりを
受け、自前の弁当派が増えているせいなのか、売り上げは好調だ。単なる節約用品の域を越え、弁当箱は
今やおしゃれアイテムになりつつある。
専用売り場の「ランチマーケット」を設ける量販店の仙台ロフト(仙台市青葉区中央)。キャラクターをプリント
したタイプ、木目調や漆器調が中心の和柄など、バラエティー豊かな弁当箱が並ぶ。約300種類あるという。
売り上げ1位は「おにぎりBOX」。三角形のプラスチックケースで、人の顔や猿やパンダなどの動物の顔を
あしらったものなど、デザインは愛らしいものが多い。
価格は500〜1000円台前半で、購入客の7割を女性が占める。今春は飛ぶように売れたという。
「デザインがシンプルで飽きが来ないものが人気です。ファストフード感覚で気軽に昼食を取れるのが
ウケているのでしょう」と売り場担当の砂金さん(33)。
幅が10センチ未満のスリムタイプも人気が高い。一つの型で、青や緑、黄など7、8種類の色がある。
軽量で、ビジネスバックにすっぽり収まるのもうれしい。
値段は2000円前後で、男性の購入客が増えているという。販売促進担当の林力さん(44)は「弁当作りは
クール(かっこいい)という風潮が定着した表れ。一昔前と違い、弁当箱も周りに見せるという工夫が感じられる」
と分析する。
専用売り場は2006年春に設けた。売り上げは07年秋ごろから急伸。今年1〜4月も前年同期比で
30%増と好調だ。
藤崎(青葉区一番町)では、百貨店ならではのこだわりの商品が根強い人気を誇っている。
「大館曲げわっぱ弁当箱」。天然の秋田杉を使った工芸品で、手作りの高級感が特徴。漆器の弁当箱
などとともに、15年近く前から販売している。
自身も8年前から曲げわっぱ弁当箱を愛用しているという売り場担当の池田美由紀さん(37)は「見た目と箱を触ったときに温かみを感じるのが魅力。料理がおいしく見える」と話す。
価格は6000〜8000円台と高めだが、毎年、コンスタントに約70個は売れる。近年は30、40歳代の若い購入客が増えているという。
▽ソース:河北新報 (2009/06/09)
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090609t15045.htm ▽画像 (最近の弁当箱は色とりどり。さまざまなタイプが並ぶ=仙台ロフト)
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2009/20090609018jd.jpg ▽関連スレ
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