的に向かって本格的な手裏剣を投げ、正確さを競う「伊賀流手裏剣打(うち)選手権大会」を三重県
伊賀市の伊賀流忍者博物館が今秋、初めて開催する。忍術の研究家に「伝統」にちなんだルールの
作成を依頼し、全国から参加者を募る。1位の賞品には純金製の手裏剣を用意した。
同館を運営する伊賀上野観光協会の創立50周年の記念事業で、同館の「忍術ひろば」で開く。
名誉館長で、関係者の間では「最後の忍者」とも呼ばれる、甲賀流伴党21代目宗家の川上さん(59)が
大会のルールを作った。手裏剣は的に刺さりやすい四つの角がある「星形」(幅9センチ)のステンレス製。
男性が直径約30センチの的から6メートル、女性が5メートル離れた位置から投げる。6枚を手にするが、
忍者が敵に対する備えから手元に残したと伝わることから、5枚を投げて合計点を競う。
「立ち居振る舞い」や「気合や威力」も審査員が評価し、得点に加える。大会長として審査に加わる
川上さんは「ルールは江戸時代の文献などを参考にし、誰もが参加できる競技になるようアレンジした。
忍術に親しむきっかけになれば」と期待する。
1位の賞品は重さ約45グラムの純金製手裏剣。2位には純銀製手裏剣、3位には1万円相当の伊賀牛を
贈る。大会は今回を含めて少なくとも10回は開く予定。
中川清子館長は「ストレス発散にもなる。スポーツ感覚でたくさんの人に参加してほしい」。同館で観光客らに
忍術を披露している伊賀忍者特殊軍団「阿修羅」の浮田和貴代表は「練習するなら安全なところで。
発泡スチロールのようなものを的にしたらどうか」とアドバイスする。
予選が9月26日、29日の2日間。定員各50人で先着順(中学生以上)。勝ち抜いた20人が出場する
決勝は10月4日。参加費用は1200円(傷害保険料、ルールブック代含む)。忍者衣装の着用が必要で、
貸し出しもある。大会で使う手裏剣は同観光協会が3千円で販売する。申し込みは7月1日から同館へ。
▽ソース:asahi.com (2009/06/04)
http://www.asahi.com/national/update/0604/NGY200906040009.html ▽画像 (1位の賞品の純金製手裏剣と2位の純銀製を手にする伊賀流忍者博物館の館長ら)
http://www.asahi.com/national/update/0604/images/NGY200906040010.jpg ▽関連スレ
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