岡山市の市民団体「路面電車と都市の未来を考える会(RACDA)」が製作した路面電車の
ジオラマが、同市北区京橋南町の「カフェ&レストラン停車場」に常設され、来客がコーヒーを
味わいながら、模型の電車を走らせている。
店主の森さん(67)は「路面電車のある岡山で、人や環境に優しい未来の交通体系を
話し合える場に」と話している。
ジオラマはL字型で、縦2・7メートル、横1・8メートル。約50平方メートルの店内の
4分の1を占める。路面電車が環状化された岡山市をイメージした街並みにNゲージ(幅9ミリ)の
レールが走り、模型の路面電車が行き来する。電車は約20種類。
客は100円で5分間、操作できる。
会は岡山市の交通体系の再編成を目指して勉強会などを続けている。ジオラマは路面電車の
環状化した場合の利便性や快適性を想像してもらおうと、1997年に岡山市で開かれた
路面電車サミットに合わせ、同会の会員らが4か月がかりで製作した。
その後は展示機会が減り、岡会長が常設できる場所にと、20年来の知人だった森さんに
話を持ちかけ、今年2月に設置が実現。
鉄道ファンや家族連れの来店が増え、ジオラマを眺めながら、低床の車両で高齢者や子どもらが
乗り降りしやすい次世代路面電車の魅力を語り合うことも。
約40年前から、同店を経営している森さん。交通体系を現在のマイカー中心から、路線が
拡充された路面電車など公共交通中心に転換することが「環境保全や、街の活性化に
つながるのでは」と話している。
営業時間は午前10時〜午後6時、休業は第1、3日曜。同店(TELはソース参照)。
ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20090518-OYT8T01152.htm 店内に常設したジオラマを眺める店長の森さん
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20090518-802994-1-L.jpg 依頼を受けてたてました。