秋田県大館市と東京都渋谷区の小学生が一緒に農業体験する「渋谷・大館グリーンツーリズム」が
16、17の両日、大館市内であった。両地区の子どもたちは田植えやきりたんぽ作りなどを通じて
交流を深めた。
忠犬ハチ公の生まれ故郷・大館と忠犬物語の舞台となった渋谷で、ハチ公を縁にしたつながりを
強めようと、両地区の青年会議所(JC)が初めて企画。それぞれの小学生が20人ずつ参加した。
市郊外の水田で行われた田植えでは、子どもたちが歓声を上げながら約2時間をかけて、あきたこまち
の苗を植えた。ほとんどの児童は初めての体験で、渋谷から訪れた小学5年の男の子は「土の下の
ほうが冷たくて痛いくらいだったけど、楽しかった」と笑顔を見せた。
あきたこまちは秋の収穫後、渋谷に送られる予定。田植えを体験した渋谷の小学生たちが新米を材料に
地元商店街できりたんぽを作り、住民に振る舞うイベントも計画されている。
グリーンツーリズムではこのほか、子どもたちがシイタケの菌植え付けや秋田犬とのふれ合い、
伝統工芸の曲げわっぱ作りなども行われた。
大館JCの伊藤幸二青少年育成委員長は「大館の小学生が地元の良さを見直し、渋谷の小学生が
にまた来たい』と思えるような体験事業をこれからも続けていきたい」と話した。
▽ソース:河北新報 (2009/05/18)
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090518t43008.htm ▽画像 (田植えに挑戦する大館と渋谷の小学生たち)
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2009/20090517011jd.jpg