戦国武将が戦う家庭用ゲームソフト「戦国BASARA(バサラ)」のヒットと、4月からのテレビアニメの
放送開始を受け、仙台藩祖伊達政宗ら宮城県ゆかりの武将をイメージした商品が続々登場している。
笹かまぼこやひとめぼれ、地ビール…と同県の地場産品がラインアップ。業者は「武将ブームに乗って、
若者にも売り込みたい」と意気込む。
練り製品製造の高浜食品工業(塩釜市)は笹かまの袋に政宗のキャラクターを採用し11日、全国の
スーパーで売り出す。商品は3枚入りで248円。同社は「若者に人気のバサラと手を組み、笹かまの
消費拡大につなげたい」と期待する。
パールライス宮城(宮城県大和町)は、政宗と白石城主片倉小十郎の2種類のイラストをあしらった
パッケージ入りひとめぼれ(1キロ、1000円)を用意し、22日にインターネットなどで発売する。農薬と
化学肥料の量を宮城県基準の半分以下に抑えた環境保全米を使った。
「戦国マニア」をターゲットに、店舗販売は都内の玩具店や歴史専門書店などに絞る。パールライス
宮城は「環境保全米の知名度を上げるチャンス」と張り切る。
武将関連商品は、宮城県内の企業がバサラのアニメ制作会社と提携して開発した。第一弾として
長沼環境開発(登米市)が政宗と小十郎を缶のラベルに描いた地ビールを3月に発売。「インターネット
上で3月は前年の15倍の売り上げを記録した」と言う。
武将ゆかりの土地を訪れるツアーも人気だ。JTB首都圏新宿西口支店は7日、仙台城跡(仙台市
青葉区)や白石城(白石市)などを6月に1泊2日で訪ねるツアーを発売。60人の募集枠が2日間で
ほぼ埋まった。ほとんどが若い女性で、同支店は予想以上の反響に定員拡大を検討している。
政宗関連の商品開発について、仙台市青葉区にある政宗の霊廟(れいびょう)瑞鳳殿の加藤寛学芸員
(40)は「若者が歴史に興味を持つきっかけになるという意味で評価できる。瑞鳳殿などを訪れ、知識を
さらに深めてほしい」と話している。
[戦国BASARA] 戦国武将を操って敵将を倒すアクションゲーム。カプコン(大阪)が制作し、シリーズ
累計約120万本を売り上げた。武将が現代風に洗練されたイメージで描かれ、若い女性に人気が高い。
▽ソース:河北新報 (2009/05/11)
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090511t12027.htm ▽画像
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2009/20090511007jd.jpg ▽関連スレ
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