横浜市役所職員による業務の改革・改善事例をコンテスト形式で発表しあう「ハマリバ収穫祭2008」が
1月22日、横浜市開港記念公館で行われ、12事例の中から金沢区の改善事例が最優秀に選ばれた。
「ハマリバ収穫祭」は改革が当たり前となるような職場風土を構築しようと毎年行われており、今年で5回目。
当日は「選定委員会」によって事前に選ばれた4部門12事例が壇上で次々と発表されたほか、民間から日産
自動車神奈川工場の社員が招かれ、工場で取り組んでいるエコ改善事例についての発表も行われた。
最優秀に選ばれた金沢区の事例は、大川公園での美化活動の輪が釜利谷保育園児から地域住民や企業ボラン
ティアに広がったというもの。公園の管理や清掃は、元来地域住民からなる公園愛護会が担当しているが、
大川公園の場合、愛護会員が高齢化したため十分にその管理をすることができなかった。荒れ放題の公園を見た
同保育園の職員は、ゴミ拾いなどの美化活動を提案。土木事務所に相談した結果、保育園が愛護会となり公園の
手入れをすることになった。「レアケースだが、保育園からの提案はありがたかった」と土木事務所の担当者はいう。
園児たちはほぼ毎朝公園に行き、ゴミ拾いや水やり、植え替えなどを実施。やがて園児たちには難しい、
中低木の剪定や力仕事をユニーの企業ボランティアや地域住民、金沢区公園愛護会環境リーダー会のメンバーらが
手伝うようになったという。「子どもたちの育成と地域社会への貢献が保育園の役割。園児たちの草花や公園への
愛着も深まったように思う」と同保育園の千葉園長は効果を実感している様子。この活動から、公園利用者の
増加や区内公園愛護会の活動拡充という波及効果を生んだ。
なお、この実践例は3月23日に福井県で開かれる「第3回全国都市改善改革実践事例発表会」の場で発表される
ことになっている。
▼タウンニュース(神奈川県全域と東京都町田市)
http://www.townnews.co.jp/020area_page/01_thu/21_knzw/2009_1/02_05/knzw_top1.html ▼春と秋の年2回、花の植え替えも実施(画像)
http://www.townnews.co.jp/020area_page/01_thu/21_knzw/2009_1/02_05/photo/0205p1_1.jpg