兼六園と金沢城公園の秋・冬期の閉園時間が十六日から三十分繰り下げされ、午後五時までとなった。
増加中の台湾観光客が夕方に入園する場合が多いことや、周辺文化施設の閉館時間に合わせた対応で、
延長初日から多くの観光客が名園の夕景を満喫した。
同日は、夕日が園内に差し込む時間帯になっても、外国人を含めた大勢の観光客らがゆっくりと散策を
楽しんだ。大阪府から訪れた男女二人組は「霞ケ池だけは見たかったので、開園時間が延びていてラッキー
だった」と笑顔を浮かべた。
石川県金沢城・兼六園管理事務所によると、外国人で最多の台湾客は中京方面から白川郷などを経由
して金沢入りするツアーが多く、同日も台湾人グループが夕方に入園したという。
同事務所では「滑り込みの入園も多かったが、以前よりはのんびり見学してもらえると思う」としている。
秋・冬期は来年二月末まで。春・夏期は午後六時まで開園している。
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20081017103.htm