ジーンズ用デニム生地の一大産地、広島県東部の備後地方で、
来年の春夏商品向けの生産が佳境を迎えている。
国内シェア5割の最大手「カイハラ」(福山市)では、
新設した紡績工場が先月から本格稼働。
1日あたり、約4億メートルの糸を紡ぎ、隣接の織布工場で
約5万メートルの生地(幅約1.75メートル)を織る。
ほぼ無人化された工場では、ロボットが忙しそうに製品を運び出していた。
絣(かすり)の産地の備後地方では、絣で培ったあい染め技術
を生かしたデニム生産が盛んで、現在、7〜8社が手がける。
草分けのカイハラのデニムは、リーバイスやギャップなど
有名アパレルも使用。
脚を長く見せる女性向け商品がよく売れた数年前の
ジーンズブームは一段落したが、ユニクロとは毎シーズン、
共同開発を続けており、男性用ジーンズの「プレミアムデニム」
などヒット作が続いているという。
※元記事:
http://www.asahi.com/shopping/news/OSK200810020076.html 朝日新聞 平成20年10月03日