【書籍】若い女性の読者増え、亀山郁夫さん訳の『カラマーゾフの兄弟』ミリオンセラーに

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3やまとななしこ:2008/09/12(金) 20:32:17 ID:srhw4uhV
光文社の文庫、色々あったけど売れてるんだな
芸術の体系も売れたらいいなあ
プークが丘の妖精パックも売れて欲しい
4やまとななしこ:2008/09/12(金) 20:35:11 ID:oiJsLGx6
無意味に長い
登場するのはロシア人の家族で、そいつらの粘着ちったら
やっぱ外人はひつこい性格だんだがよっくわかる
5やまとななしこ:2008/09/12(金) 20:39:36 ID:fMLvxvAx
こういう企画は良いと思うんだが、このシリーズの『赤と黒』が研究者のあいだ
で問題になってたよな。
6やまとななしこ:2008/09/12(金) 20:40:33 ID:oiJsLGx6
宗教もち家族な
知ってんのに顕正会の家族いるけど
あいつらもひつこい、キチガイなみ
この小説もやたら神がどうたらばっか
宗教もちはダメだってよっくわかる
7やまとななしこ:2008/09/12(金) 20:42:48 ID:SuEc83Wh
どうせ1巻の前半で断念した奴がほとんどだろうけどな。
8やまとななしこ:2008/09/12(金) 20:44:56 ID:8bN1+h/7
当時の宗教的な運命論や価値観を否定して、個人の意志に基づく選択にこそ正義がある、
とする流行した実存主義哲学(とくに政治運動と結びついた)に、人間的な批判を加えようとした偉大な書物だよ。

実存主義や虚無主義を体現するために作中最も魅力的なキャラである次男イワンを登場させ、
このようなことを言わせている。
「罪も無い子供たちをつらい目にあわせるようなことをする神であれば、自分はそんなものを認めない」

対比として、三男アリョーシャはもっとも無垢で宗教的な救いを体現するために設定されたキャラ。
ドストエフスキーは三男の成長を軸に、新しい宗教観を表現しようとしたが、果たせず未完で終わった。


9やまとななしこ:2008/09/12(金) 20:50:30 ID:8bN1+h/7
手軽く真価を知りたければ、アルベール・カミュの「シューシュポスの神話」を読めばよいね。
厚さは100分の1ほどじゃないかな。

カミュの個人主義思想はねらーにも受け入れることの出来るものだと思うよ。
10やまとななしこ:2008/09/12(金) 20:53:23 ID:bR6HDo+9
NHKでやってただろ。
亀が本人出て。
11PPPpf618.hyogo-ip.dti.ne.jp :2008/09/12(金) 20:59:28 ID:RQAg44Hk
ロシア文学の大御所から誤訳(意訳?)が多すぎる,って質問状が出てなかったっけ?

まぁ,売れた方が勝ちだろうとは思うが.
12やまとななしこ:2008/09/12(金) 21:03:35 ID:bR6HDo+9
カラマーゾフと魔の山、どっちも本棚の重しになっているひとおおい気がする。
13やまとななしこ:2008/09/12(金) 21:21:32 ID:Q97nIosH
ドフトエフスキー作品だったら、俺は『罪と罰』の方が好きだ。
14やまとななしこ:2008/09/12(金) 21:33:08 ID:E4mlMIc9
みんなが大審問官がすげーとか言うから
原が訳したほうを2回通読したけど
俺の頭では無理だった
もう一回試してみるか
15ギリギリ君  ◆do4o6Lkj.U :2008/09/12(金) 21:33:51 ID:05dw1Y11
>>13
あれはいいよね!!!
あれはミステリーとしても最高の出来。
16やまとななしこ:2008/09/12(金) 21:37:58 ID:2dcGT5nu
この週末で「罪と罰」を全部読もうと決めた
17やまとななしこ:2008/09/12(金) 21:40:00 ID:Oys6WLnb
罪と罰、いいよね。「フ・ナーチャレ・イユーリャ、…」と始まる冒頭からして、どきどきする。
ソーニャみたいな女は、いないもんだけどね。ドゥーニャはいるな。

亀山訳も、はやく読むとするか。老眼が進んできたから、今のうちでないと。
米川訳、原訳、それなりによかった。ロシア語原文は実にねちっこく、熱情的だった。
続編を書いてくれていたら、でも、世界は宗教的な意味で終末を迎えただろうな。

魔の山も、暇の有り余る学生時代に読んでおくと、人生が豊かになる。
18やまとななしこ:2008/09/12(金) 22:12:51 ID:srhw4uhV
>>16
悪いこと言わないから、トルストイにしとけ
19やまとななしこ:2008/09/12(金) 22:31:17 ID:93wV8V/q
風間家の兄弟というタイトルでドラマ化するとよい。
アリョーシャ、?
ミーチャ、浜田
イワン、松本人志
グルーシェニカ、紀香
フョードル、?
20やまとななしこ:2008/09/12(金) 22:37:56 ID:oiJsLGx6
宗教もち家族な
知ってんのに顕正会の家族いるけど
あいつらもひつこい、キチガイなみ
この小説もやたら神がどうたらばっか
宗教もちはダメだってよっくわかる

翻訳はなんちっても江川卓、野球解説でないやつ
ほとんどこれで読んだ、偶然悪霊の江川訳読んだら
断然よかったんで、ほかのも読んだらやっぱ最高だと感じた
小学館文庫ってもうないんだべ
NHKブックス?だったかでだしてる面白い解説風のやつも
むさぼり読んだ。江川卓先生!!

登場するのはロシア人の家族で、そいつらの粘着ちったら
やっぱ外人はひっつこい性格だのがよっくわかる



21やまとななしこ:2008/09/12(金) 22:41:20 ID:ZVkdfrjU
>>10
その通り。「テレビで取り上げられたわけでもないのに」と言いながら
亀山氏自身が昨年暮れからかなりNHKに採り上げられてる
俺が把握してる範囲で「ETV特集」でソクーロフと一緒に出ていたし(この板でも話題になった松井冬子の回といい
加古隆が語るメシアン生誕100年の回といい、このところのE特はなかなかいいテーマを見つけてきてる)
「知るを楽しむ」では8週に亙って文学者に限らず音楽家なども含めてロシア人の心性をつまびらかにしていた
視てないけど「週刊ブックレビュー」でも特集されてたような気がする
つまりこれは亀山ブームなんだ
旧来のドストエフスキー解釈から自由になった、21世紀の読み方が注目されているんだよ

でも俺はソルジェニーツィン派
22やまとななしこ:2008/09/12(金) 22:59:22 ID:0YLWIpEk
>>8
のような内容だったら読んでみたい。
23やまとななしこ:2008/09/12(金) 23:20:13 ID:VtfKDcnB
高校時代にアリョーシャみたいな男子高校生にひそかに憧れていたけど、
今じゃきっと、さえない中年親父になっているんだろうな…
と想像する私も、立派な中年体型のおばさんですw
24やまとななしこ:2008/09/12(金) 23:32:05 ID:8bN1+h/7
>>22
実際、読み物としても抜群に面白い物語だよ。
兄弟の友情、とくに正反対のイワンとアリョーシャが酒屋で議論するシーンなどページが進むのが惜しいぐらい。
俺もあんな兄弟が欲しかったと思った。
25やまとななしこ:2008/09/12(金) 23:37:25 ID:8bN1+h/7
ドストエフスキーは神の残酷さを納得させるために、当時の帝政ロシアで実際に起こった悲惨な事件を丹念に拾い集めたそうだよ。

イワンが例証したひとつが、大地主の猟犬の足を怪我させた小作人の男児が、生きたまま猟犬の小屋に放り込まれるシーン(うろ覚えだけど)。
イワンは男児の苦しみ悲しみ、感じたであろう不条理を切々と思いやり、「そんなことを平気でする神など認めない」と言い放つ。
「汚い大人たちはともかく無垢な子供たちを苦しめるいかなる必然性もない」と断じる。
『それを言うときのイワンの目は涙を浮かべているようでもあった』とかいう記述があったっけ(うろ覚え)。

イワンもアリョーシャも根本では優しすぎるほど優しい人たちであることがよく分かって胸に迫る。
26やまとななしこ:2008/09/12(金) 23:41:23 ID:8bN1+h/7
その深い知性と祖国の民衆の悲惨な状況を思いやり、二人ともあまりの優しさに、一人は銃を取り、一人は癒しの道に走る。

今の右左どちらのねらーたちにも読ませたい良書のひとつだよ。
27やまとななしこ:2008/09/12(金) 23:55:32 ID:8bN1+h/7
J.ラヴリンの「ドストエフスキー」という本には、当時のロシアの状況やドストエフスキーの状況や心情が綴られていて興味深い(アマゾンで一冊だけ古本で手に入るようですね)。

ラブリンはドストエフスキーがカラマーゾフの兄弟であまりに多くのキャラや考え方をたった一人で創り出した事実に感嘆する。

ドストエフスキーが自分の心の奥底を容赦なく探求し、そこに存在する矛盾する考えや優しさ、残酷や好色まで赤裸々に暴きだしてキャラとして描いたことを奇跡的と表現していた記憶がある。
「自分でも言っているように、彼ほど自分の精神を隅々まで探求した人間はいない」(だったかな)。

時代を超えて普遍的な、偉大な作家です。
28やまとななしこ:2008/09/12(金) 23:58:19 ID:8bN1+h/7
17−19歳の頃にあれこれ一度読んだだけなので記憶があいまいなところがあるけど、あれから20年、未だに彼らの生き方・考え方、ドストエフスキーの勇気が自分の基準のひとつになっていることに感謝しています。
29やまとななしこ:2008/09/13(土) 00:06:58 ID:MtKLlNNJ
罪と× 途中で挫折   うっ・・・。
30やまとななしこ:2008/09/13(土) 00:08:39 ID:Ymuz42Mf
>>28
カラマーゾフなんかは、40歳ぐらいになってからもう一度読み直すと
面白いらしいよ。
あと、今回の新訳はかなりできが良い。
31やまとななしこ:2008/09/13(土) 00:13:45 ID:/ht27b4W
>>30
そうなんだ。読んでみたい。
でも、現在39歳で、年々弱ってきた頭では、自分の仕事(理系専門職)に専念するのが手一杯。
新聞や週刊誌でさえわずらわしくて・・
定年になったらまた読んでみたい気もするけど。
32やまとななしこ:2008/09/13(土) 00:21:56 ID:/ht27b4W
あれれID変ったと思ったらもうこんな時間。

長男のミーシャのことを書き忘れてた。ロシアの自然大地の力強さを表現するためのキャラかな。
哲学もキリスト教も後からロシアの大地に入ってきたもの。そんなものには縛られない、もともとの力強さ。
でもその最強の体現者である父親までは到達できず、母親の性質も受け継いでいる。
元気で力強く、しかしやはり優しく、時に好色な性格。

ねらーだとモナーとかVIPPERたちかな?w
面白いね。
33やまとななしこ:2008/09/13(土) 00:29:49 ID:NXWCXlIu
ロシア文学のあの暗さは異常
34やまとななしこ:2008/09/13(土) 00:37:41 ID:pQ76L2iS
あいつ早くしんでしまえばいい
35やまとななしこ:2008/09/13(土) 00:41:44 ID:/ht27b4W
時代背景とか、結末とか、哲学とか、宗教とか、兄弟の友情とか本当はどうでもいいのかも知れない。

ドストエフスキーの本から学んだのは、彼が自分の精神を勇気を持って妥協せず、隅々まで探求した態度かな。

職場で修羅場を潜るときに、どんな敵や味方でも、どんなことが起こっても、自分の心のどこかに同質のものを探し出して理解しようとするようになった。
そのことで、過剰な疑心暗鬼や恐怖心が消えて、冷静に判断し、対処できるようになった。
敵にさえ思いやりもうまれるようになった。

「人は観るものしか見えないし、観えるのはすでに心の中にあるものばかりである」
というアルフォンス・ベルティヨンの警句は「レッドドラゴン」で知ったけど、まさにドストエフスキーのためにあると思った。
36やまとななしこ:2008/09/13(土) 01:42:32 ID:0iSjBfQQ
、 l ‖_ >:=‐  ̄ ̄「 l| l    } 、  ヽ   んっ んんっ…
ヽ 、i`─ '´ ___   | ll ⌒; j  、   ヽ
 \ヽ r,ニ、‐‐'‐' u .l ll   '_ノ   、    ヽ 
   ` \"\):、    | l|  `、 ヽ  、   ヽ
      ヽ  ゞ'^     ! ll   `、 ヽ  、    ヽ
     丿   .:::.  | l|     \ ヽ、 、   ヽ
     丶、_        | l|/lヽ   `>=‐- ミヽ   `、
          `⌒ヽ_  | l| | ハ  /´     `ヽ   、
  チュパ   /  /. `´| l| | l / 〃        `、  、
 チュパ  /   /     | l| | l' 〃            
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじはは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
37やまとななしこ:2008/09/13(土) 01:57:30 ID:6E+QSyfh
>>9
「地球寄ってく?」の先祖かw
38やまとななしこ:2008/09/13(土) 05:34:53 ID:LS5oSHq4
宗教もち家族な
知ってんのに顕正会の家族いるけど
あいつらもひつこい、キチガイなみ
この小説もやたら神がどうたらばっか
宗教もちはダメだってよっくわかる

翻訳はなんちっても江川卓、野球解説でないやつ
ほとんどこれで読んだ、偶然悪霊の江川訳読んだら
断然よかったんで、ほかのも読んだらやっぱ最高だと感じた
小学館文庫ってもうないんだべ
NHKブックス?だったかでだしてる面白い解説風のやつも
むさぼり読んだ。江川卓先生!!

登場するのはロシア人の家族で、そいつらの粘着ちったら
やっぱ外人はひっつこい性格だのがよっくわかる

39やまとななしこ:2008/09/13(土) 10:49:22 ID:0RksGA3s
>>33
日本の近代文学も変わらねえw
ドストエフスキーが好きな人多すぎだ
40やまとななしこ:2008/09/13(土) 12:33:26 ID:LS5oSHq4
貧乏自慢な、オレのほうがなんぼか赤貧洗うが如しでは上をいってる
いや自分のほうが何ぼか悲惨で地獄を地でいってるとか
どん底、救いようなし自慢みたいで
この雰囲気暗さは19世紀ロシア文学と
41やまとななしこ:2008/09/14(日) 08:17:39 ID:gGJiQ5KY
この亀男、翻訳も満足にできないのに解説本を出すところが若島正と同じだな

この亀男がイヤナ奴なら、専用スレ作って詫びを発表するまで叩いてやりたい気もする

http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dos117.htm
>>> 私はNN氏の読みの鋭さに感心すると同時に、亀山訳に唖然とした。

誰もが気がつくのは、先行訳が、表現の違いはあれ、原文に忠実で、語学的にほとんど一致している個所で、亀山訳に限っての誤訳が目につくということである
42やまとななしこ:2008/09/14(日) 08:30:34 ID:WFvdqK8A
ドストエフスキーは赤裸々だけど下品じゃない。
大審問官とか20年ぶりに読んだら印象違うのかな。新訳で読んでみようかな。。。
43やまとななしこ:2008/09/14(日) 08:39:40 ID:rg3El+2H
ドストの最高傑作といったら『地下室の手記』だろうがjk
44やまとななしこ:2008/09/14(日) 08:44:26 ID:WFvdqK8A
>>43
白痴はだめ?
45やまとななしこ:2008/09/14(日) 09:05:14 ID:uzlp4uO0
ぶっちゃけ、新訳はカナリ意識して補完してるが
社会がより複雑で爛熟してしまった現代に読むと
どうしても登場人物のステロタイプな考え方、性格が鼻につくと思うね
人間を小説のための駒のように動かし語らせる、という手法に慣れていないと
登場人物にリアリティが全く感じられず、
何かの教科書を読んでいるような気になると思う

今はマンガを筆頭に、もっと深く繊細に、
必要以上に微に入り細を穿った人物描写が行われ、
そこを「語り」の原動力とする私小説的手法に皆慣れている。
この現状を見れば、小説で時代を哲学を語る事の出来たのは、
決して小説そのものの持つ力ではないだろう
原始的で簡素で単純な、「かつての」思想背景の恩恵だったのだと思うべき
46やまとななしこ:2008/09/14(日) 14:00:44 ID:rg3El+2H
>>44
読み物としてはおもしろいし、多分女性うけも良いと思う
昼ドラみたいな展開だしね
ただ、ドストっぽさをこれでもかと発揮しているのは『地下室の手記』だと俺は思う
47やまとななしこ:2008/09/14(日) 19:44:21 ID:mue7f8Pc
悪霊だな、傑作は
48やまとななしこ:2008/09/14(日) 21:30:46 ID:mue7f8Pc
ただ現代日本人て軽くなっちゃって、深さなんか、分からない人種に
変質しちゃってるんじゃないのか
いくら根源的な懊悩を表現されてても、それを感じ取る人間力が衰微してれば
猫に小判、馬の耳に念仏だよね
むかしドストエフスキーを真に理解できるのは市井の生活者ではなくて、
宗教家や革命家、それと刑務所に入ってるような連中だといったやつがいて
ほんとにそうだべ
49名刺は切らしておりまして :2008/09/20(土) 20:20:38 ID:vZ/Jo2PL
貧乏人やいかれたキャラばっかりの小説だから
50やまとななしこ:2008/09/21(日) 02:26:38 ID:3D0u0RCB
傑作は罪と罰だと信じてる俺は帰ります。
トルストイの方が好きだす。
51名無しさん@恐縮です :2008/09/23(火) 17:57:23 ID:xNwMuh2G
トルストイは悪を知らない
52名前をあたえないでください
現代のロシア人にもあてはまるキャラなの?