尼崎市東難波町の市立尼崎工業高(定時制)の生徒たちが、トナカイやそりをあしらった電動ミニカー
「サンタ号」の製作に取り組んでいる。
同高では、菓子メーカーや「姫路菓子博2008」の宣伝カーに続く第3弾。
今月中旬に完成する見通しで、12月には、幼稚園などを訪問するため市内を走る予定。
メンバーは「地元の子どもたちに夢を届けたい」と張り切っている。
1〜4年生の計8人が、選択授業「ものづくり体験」の一環で製作に参加。
市民が譲ってくれた電動ミニカーに、夏休み中に9日間登校し、発泡スチロールの塊から、
トナカイの鼻やそり、サンタのプレゼント袋などをかたどって切り出し、磨き上げ作業などを根気よく続けてきた。
部品を車体に取り付け、塗料で色をつけると、電動ミニカーがトナカイ顔のサンタ号に“変身”。
今後、細部の塗装や「目」の部品を取り付け、完成を目指す。
その後、公道走行が可能な原動機付き四輪車のナンバーを取得し、クリスマスシーズンには、
市内を走って幼稚園などにプレゼントを届けるという。
1年の園田義人さん(16)は「鼻などの形づくりに苦労したが、街角で注目され、
子どもたちに喜んでもらえるような車にしたい」。
担当の森山裕次郎教諭は「メンバー全員で試行錯誤しながら、ものづくりを楽しんでいる。
完成が楽しみ」と期待している。
http://osaka.yomiuri.co.jp/edu_news/20080904kk03.htm 完成間近の電動ミニカー「サンタ号」。クリスマスシーズンには尼崎市内を走る予定
http://osaka.yomiuri.co.jp/photo/kankyo/KK20080904120535661L2.jpg ※依頼スレより