資生堂は22日、アジア諸国で栽培される食用のシカクマメの種子エキスに、
皮膚にハリをもたらす「弾力繊維」の再生を促す効果があることを発見したと
発表した。
シカクマメは日本では沖縄県で多く栽培され「うりずん」の名前で親しまれて
いる。
抗加齢のスキンケア商品に応用を検討しており、近い将来“うりずん由来”の
化粧品が誕生する可能性もある。
資生堂によると、加齢によるたるみには、真皮の構成成分のうち2%程度にあたる
弾力繊維が関与しているという。
そこで資生堂はさらに研究を深めるため、特異抗体を用いて弾力繊維を皮膚組織から
識別することに初めて成功した。
観察の結果、弾力繊維内の「フィブリン5」という成分を増やすことで、
弾力繊維が再生することを確認した。
そこで約600種類の植物由来成分を調べ、シカクマメ種子エキスに
フィブリン5の産性促進効果があることが分かったという。
資生堂は「とくに完熟種子に再生の力が濃縮されている。商品化に向けて量産も
考える」としている。
同社はこれまでに、ウコンやユズの種子などに美容効果があることを突き止め、
商品化している。
ソースは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000019-fsi-ind