和歌山県田辺市本宮町の川湯温泉街は今年から、自宅でこいのぼりを揚げられない観光客などに
楽しんでもらおうと、温泉街を流れる大塔川で、こいのぼりを掲げる催しを開く。
希望者に新調品を購入してもらい、毎年4月初旬から5月初旬にかけて泳がせる。
川湯温泉の守り神である十二薬師如来に奉納し、子どもの健康を祈る。
温泉街にある旅館や民宿、飲食店主らで実行委員会(芝俊夫委員長)をつくって取り組んでいる。
温泉街ではこれまでにも、温泉街の関係者が大塔川をまたぐようにこいのぼりを掲げてきた。
今回、マンション暮らしの家庭が増えている都市部の住宅事情などを考え、訪れる観光客に優雅に
たなびくこいのぼりの風景を楽しんでもらおうと参加型の催しを企画した。温泉街のまちおこしも
兼ねており、春の季節行事として定着させていく。
こいのぼりの大きさは2メートル。1匹3000円で希望者に販売する。受け付け後、主催者が
購入者に送付し、名前や願い事を記入したものを返送してもらう。今年は100匹ほどを用意
している。
イベントに先駆けて、旅館や民宿が購入した色とりどりのこいのぼり20匹を掲げたところ、訪れた
観光客や宿泊客に人気を集め、すでに県内外から約50件の購入希望が寄せられた。訪問の記念に
購入する人も多いという。
5月5日には、川湯温泉街でこいのぼりの奉納祭がある。祐川寺(田辺市本宮町請川)が不要に
なったこいのぼりや人形、おもちゃなどを供養する。
芝委員長は「子どもの健康を祈願してもらうとともに、訪れた皆さんに季節を感じる景観を
楽しんでもらえたらうれしい」と話している。
こいのぼりの購入希望は、実行委員の末吉さん(TELはソース参照)へ申し込めばよい。
ソースは
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=142707 “大塔川の上を泳ぐ色とりどりのこいのぼり”という画像は
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/newsphoto/1427071.jpg 依頼を受けてたてました。