【作家】「読者が新しいことを求めていますんでね」筒井康隆さん、新作『ダンシング・ヴァニティ』をめぐって

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1御珠屋φ ★

■新しい試み まだまだ

筒井康隆さんの新作『ダンシング・ヴァニティ』(新潮社)は、文章の反復を多用した異色の
実験小説である。新しい試みに作家を駆り立てたものは、一体、何だったのだろうか。(待田晋哉)

「ねえ。誰かが家の前で喧嘩(けんか)してるよ」

書斎で働く美術評論家の〈おれ〉に、妹が伝える場面から物語は始まる。
粗暴な男の乱闘や騒ぎを嘆く主人公の家族の描写がしばらく続いたかと思うと……。

「ねえ。誰かが家の前で喧嘩してるよ」

また、同じ妹の言葉である。誤植か? 読み間違いか? 読者は混乱する。

「映画のことが頭にあった。映画はリハーサルをして何度も撮り直し、役者は繰り返し
演じるうち登場人物と自己の一体化をはかる。それを小説に使えないかと考えた」

使う音の種類を徐々に減らしながら書いた小説『残像に口紅を』(中公文庫)、主人公の名前が
変化する『夢の木坂分岐点』(新潮文庫)、そして今作。実験的な作品の系譜が、この作家にはある。

「読者が新しいことを求めていますんでね。特に私のような作家の場合は」

だが、単なる実験小説だけにはとどまらない。

〈石を拾え 石を食え

 石を抱いて石になれ〉

主人公がなぜか戦争に巻き込まれ、復員後、人気評論家になってゆく展開の合間に突然、
挟まれる正体不明な歌。唐突に現れる謎のキャラクター「引っぱり蛸(だこ)」。面白く、騒々しく。
小説の渦の中へ、読者を突き落とす爆発力は健在だ。

「文学は終わった。もう書くことがない。すぐにそう言いたがる人がいる。何を言ってるんだと思うね。
日本の小説は、自然主義リアリズムをお稽古(けいこ)事みたいに狭く突き詰めるばかりで、ほかの
ジャンルから何も取り入れてない。仮に文学が終わるとしても、その前に人類の方が滅亡するよ」

(※以下続きます。)

YOMIURI ONLINE(読売新聞) 08/03/05
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20080305bk04.htm

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2御珠屋φ ★:2008/03/05(水) 21:42:57 ID:??? BE:731772746-2BP(1000)

(※>>1の続きです。)

高齢化社会を扱った問題作『銀齢の果て』(新潮社)を一昨年、文壇の抱える問題点を浮き彫りにした
『巨船ベラス・レトラス』(文芸春秋)を昨年相次ぎ発表するなど、旺盛な執筆意欲を見せる。ライトノベルや
美少女ゲームをキャラクターの観点から分析した気鋭の東浩紀氏の評論集『ゲーム的リアリズムの誕生』
(講談社現代新書)にも刺激を受けた。

「ライトノベルの読者が100万単位でいると言われる。読むと、文体も設定もきちんとしている。表紙のせいで
漫画と一緒に置かれているだけだ。悪口を言うのではなく、今度、自分でも書いて読者の目を向けさせようと
思っている」

「年の近い古井由吉さんは、芥川賞の選考委員をやめて自分の作品を書いている。大江健三郎さんも元気だ。
医療が進歩し、下手したら100歳過ぎるまで生きるかもしれないのに、小説の執筆を今、やめてどうするんですか。
書かなきゃならないものがあるはずだ、と思っています」

73年の年輪を刻むずっしりとした体には、枯れることのない文学への愛情と探究心が詰まっている。

■夜中に目覚め執筆も

「自宅に近い東京・原宿、表参道近辺に最近、大きなビルが次々できています。中にあるレストランを夜、
食べ歩くのが楽しみです。あとは仕事ばかり。夕食から大体お酒を飲んでいて、時々、真夜中にぱっと
目の覚めることがある。そういう時間にも執筆します。真摯(しんし)な作家は寝ていても小説のことを
考えるものですから」

(※以上です。)
3やまとななしこ:2008/03/05(水) 21:46:56 ID:6yhTzmfC
ドンドコのコ、ドンドコドンを産み
「ねえ。誰かが家の前で喧嘩してるよ」
4やまとななしこ:2008/03/05(水) 21:58:33 ID:IWdivLG2
何でこんなスレが…
5やまとななしこ:2008/03/05(水) 22:02:01 ID:bt/4cYI6
御大元気だなあ
6やまとななしこ:2008/03/05(水) 22:09:47 ID:J0f8fXXz
>>1

> 「文学は終わった。もう書くことがない。すぐにそう言いたがる人がいる。何を言ってるんだと思うね。
> 日本の小説は、自然主義リアリズムをお稽古(けいこ)事みたいに狭く突き詰めるばかりで、ほかの
> ジャンルから何も取り入れてない。仮に文学が終わるとしても、その前に人類の方が滅亡するよ」

偉いね。 ほんと心の底から同意するわ。
7やまとななしこ:2008/03/05(水) 22:15:02 ID:AXag5OA+
映画ジャンパーは郵性省のインスパイヤ。
分からん奴は 郵性省 でぐぐれ。
8やまとななしこ:2008/03/05(水) 22:18:17 ID:bt/4cYI6
>>7
導入部がいきなりスカトロなんだよなW
9やまとななしこ:2008/03/05(水) 22:20:17 ID:sSI9HBjN
もう断筆しとけ。筆を折れ。以上。
10やまとななしこ:2008/03/05(水) 22:26:21 ID:+t3YVbGK
ほんものの作家、だな。
11やまとななしこ:2008/03/05(水) 22:30:27 ID:Y1hpCoCW
黒沢の「夢」か
12やまとななしこ:2008/03/05(水) 23:01:04 ID:HtgLgqyy
須磨に住んでるんじゃなかった?
13やまとななしこ:2008/03/05(水) 23:27:32 ID:j331PDFR
>12 確かそのはず

    地震のときに近所で崖崩れかなんかがあったらしい。
    危険なので注意するよう張り紙をしておいたそうな。
    すると張り紙に気づいた通行人が読むために崖に近寄るようになってしまったとか。
    
    「俺の小説かよ」
  
14やまとななしこ:2008/03/05(水) 23:37:36 ID:QaytqlMj
>>13
面白過ぎる
15やまとななしこ:2008/03/05(水) 23:54:03 ID:NW4sOAmP
最寄り駅、垂水だったと思う。
16やまとななしこ:2008/03/06(木) 00:07:41 ID:4gA2fGCw
全部読んだなぁ・・・受験の頃 懐かしい 
あの頃はまさか教科書に載るなんて想像もしなかったけど
また話題提供してくれるわけだ
>>15
垂水ですよ 同級生が近所で歯科クリニックやってるので わざわざ見に行きました。
17やまとななしこ:2008/03/06(木) 00:15:24 ID:U+2k8PB3
やっぱこうゆう文系の人がもっと出てくれないと
最近の若いのはだめ
18やまとななしこ:2008/03/06(木) 00:43:37 ID:ObvQf8/N
性愛する
じゃなかった
敬愛する筒井先生が
表参道に近いところにお住まいだったとは知らなかった

どっかですれちがっていたかもなあ
まだ工事中だったころのヒルズ前とか

初台で客席から公演終了を告げに舞台に上がられた先生
もう一度どこかでお目にかかりたいものです
19やまとななしこ:2008/03/06(木) 00:51:04 ID:DX5k1HOe
あちらの税務署管内にはほかに小説家がおらず
その活動実態にそぐわぬ、まったく失礼な課税を行なったので
たまらず、いまは東京にほぼ完全に生活の本拠を移してしまわれたはず。
表参道某所のお住まいは、なぜこんな?!
と驚きつつも納得してしまう場所および建物です。
ここからあの作品たちが生み出されているのか
とCatStreet界隈を散策するたび感嘆させられます。
20やまとななしこ:2008/03/06(木) 01:17:44 ID:endMr1QE
この人絶筆宣言したんじゃなかったっけ
21やまとななしこ:2008/03/06(木) 01:30:02 ID:U2/UBJgr
とっくに復帰してるし、垂水っていつの話だ?今は都内にいるぞ
22やまとななしこ:2008/03/06(木) 01:34:09 ID:U2/UBJgr
尊敬する作家だったので、
1年前位にサイン会で大感激で話をしたんだが、
「15年来の大ファン(13歳の時に読み始めた)です」ということも言った。

次に並んでた40代のばばあがそれを盗み聞きして、
「私なんて25年来の〜」とか俺のコメントに被せてきてめっちゃ不愉快だった。
筒井さんの前で不愉快な顔もしたくなかったしな。
ばばあ市ね、マジで。。。と思ったw
23なまえないよぉ〜:2008/03/06(木) 02:06:53 ID:ilOxmzU9
「○さまじい革命」
面白かった。
24やまとななしこ:2008/03/06(木) 02:23:39 ID:9f41myuZ
サブカル精神で王道を歩める希有な作家。
25やまとななしこ:2008/03/06(木) 03:03:02 ID:42HwmFjx
初期から現在までの作品を読み比べると、作風の変遷がわかって面白い。
26やまとななしこ:2008/03/06(木) 03:36:24 ID:EUWm0pQ4
パプリカ読んでる途中
27やまとななしこ:2008/03/06(木) 10:20:34 ID:8RHPAZRH
【不買運動】アウトドアファッションの「パタゴニア」が「捕鯨は残酷的かつ暴力的であり、不必要なものです」と宣言!!!【テロ支援】
アウトドアファッションメーカーの「パタゴニア」が
先日、日本の捕鯨船に対して攻撃を仕掛けた狂信的反捕鯨テロ集団シーシェパードを支援していることが明らかになりました。
「パタゴニア」はこの事実を指摘されて
今後もシーシェパードを支援していくと明言、
捕鯨は残酷的かつ暴力的であり、不必要なものであるとして、
反捕鯨の立場を明確にしました。
日本の捕鯨は長い歴史と伝統の中で
海の恵みに感謝しながら鯨のすべてを利用して
採り尽くさないように環境にも配慮しながら
行われてきたものです。
白人のように鯨の油を取る為だけに
鯨を殺戮した捕鯨とは違います。
パタゴニアはそのような日本の伝統を無視して
「捕鯨は悪」決め付けて白人の一方的な価値観を
日本に押し付けようとしています。
パタゴニアはアウトドア用品などを売って
人間が自然に入り込んで環境を破壊することに加担しておきながら
反捕鯨と言うことで何か環境に良いことをした気分になっている
自己満足の偽善者たちです。

日本文化の破壊を目論む反日テロ支援企業に対する
不買運動と抗議メールの送信にご協力下さい!!!
28やまとななしこ:2008/03/06(木) 20:35:48 ID:A7Ywey6H
>>20
断筆宣言は一定の成果があったので解除
29やまとななしこ:2008/03/06(木) 21:01:03 ID:SNptXB3V
朝のガスパールはエキサイティングだった
30やまとななしこ:2008/03/06(木) 23:25:30 ID:DX5k1HOe
風呂に入りながら栓抜いて、タ○キン吸い込まれて気持ちよくなる短編、面白かった。
筒井康隆から、読書の世界に入った人は、多いんじゃないかな。
31やまとななしこ:2008/03/07(金) 06:47:39 ID:K4g+Ep85
>>29
朝ガスを機会に当時の『パソコン通信』を始めたよw
時代だなw



電脳筒井線にも発言を載せてもらったし、いい思い出だわ。
32やまとななしこ:2008/03/07(金) 08:57:49 ID:rVLu8tz7
ライトノベルの読者が100万単位でいるとは言われてないと思うぞw
33やまとななしこ:2008/03/07(金) 11:45:36 ID:WxIUgR2J
相変わらず新しい事が
好きな筒井さん
頑張ってね
34やまとななしこ:2008/03/07(金) 16:39:41 ID:RuVyGdQ0
かっこいいジジイだな。
35やまとななしこ:2008/03/08(土) 14:27:26 ID:0BZY/ok6
>>29
絶版やん…
36やまとななしこ:2008/03/08(土) 20:41:22 ID:JNWtrg2c
売ってるべ
37やまとななしこ:2008/03/08(土) 21:11:56 ID:4DsH4Zf1
おれの中学時代は筒井とともにあった…。
原点は幼稚園のころ読んだ「三丁目が戦争です」(挿絵:永井豪)だったなw
親が中身確認してから与えたのか疑問だが。
38やまとななしこ:2008/03/08(土) 22:51:00 ID:7z2SJ1zu
サイン本持ってるお
39やまとななしこ:2008/03/15(土) 18:13:08 ID:cZrGF1Hz
まだ半分しか読んでないが
主人公がどう見ても筒井本人w
40やまとななしこ:2008/03/22(土) 23:54:59 ID:pObTTh64
エッセイの方が好きだな。
実験的小説は数作読めばもういい。
41やまとななしこ:2008/04/04(金) 16:42:24 ID:/Ualdf8E
筒井以外が書いたとしたらボツだろ
42やまとななしこ:2008/04/05(土) 09:21:15 ID:SCCXsPmE
おばさんが匕首で次々と人を刺しています
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2685288
43やまとななしこ:2008/04/05(土) 15:52:54 ID:SdTOYbUe
『タイムトラベラー』みたいなジュブナイルを希望。
読者は自分の脳内で別の作品を造りながら読むので、
作家に実験されても、
他人のオナニーを見せられてるみたいでつまらない。
44やまとななしこ:2008/04/05(土) 21:12:07 ID:F4Kr+uge
>読者は自分の脳内で別の作品を造りながら読むので
アンタはそうかもしれんが人それぞれ
45やまとななしこ:2008/04/05(土) 21:25:32 ID:SdTOYbUe
>>44
他人の書いた文章は自分の想像世界の素材、くらいな読者でないと
小説なんか読まないんじゃないの?
46やまとななしこ:2008/04/05(土) 21:49:19 ID:doo5IEJ4
だめだ
>>1の意味がわからんw
47やまとななしこ:2008/04/06(日) 01:25:42 ID:zAlUVLL3
>>45
それはない
48やまとななしこ:2008/04/06(日) 02:00:12 ID:cRO+RdoH
電車で俗物図鑑読んでて死にそうになってトラウマになりかけたwww
49やまとななしこ:2008/04/06(日) 18:35:57 ID:xKi8JjL0
筒井康隆の熱心な読者の中には、
>>22
>次に並んでた40代のばばあがそれを盗み聞きして、
>「私なんて25年来の〜」とか俺のコメントに被せてきてめっちゃ不愉快だった。

にあるように、長年の筒井ファンである自分を誇示するような
作家が人を描写する時の特権的な視点を自分も共有していると
カンチガイしている厚かましい人間も、けっこういる。
50やまとななしこ:2008/04/06(日) 18:48:21 ID:x68t8/Pj
は?
51やまとななしこ:2008/04/06(日) 19:15:45 ID:xKi8JjL0
>>1
>また、同じ妹の言葉である。誤植か? 読み間違いか? 読者は混乱する。

そんな読者は今どきいないってw
だから、実験作品は無意味。
だって、読者は今さら驚けないし、古臭いロックで反体制つってるナツメロみたいなもんだ。
52やまとななしこ:2008/04/06(日) 22:55:27 ID:4YdHwMwd
確かに。実験小説は技巧の凄さと作品としての面白さが別もんだからな。
ここ10年ほどで、どっちも○だったのは浅暮三文の「ぬ」くらいか。

なんか農協とかベトナム読みたくなてきた今から発掘するる
53やまとななしこ:2008/04/06(日) 23:06:57 ID:BqqymktU
>>51
君が実験小説嫌いなだけでしょ
「古臭いロックで反体制つってるナツメロ」っていう例えもイマイチだし
54やまとななしこ:2008/04/07(月) 11:04:37 ID:0ns+UQXO
>>53
だって、実験小説ってのは、
作者から、テキストの最初のページから順序良く読むように指示されてるんで
なんか権威主義的でつまらない。
好きなページを開いて好きなように読む権利が、読者にはあるはずだ。
55やまとななしこ:2008/04/07(月) 22:45:06 ID:AFuT9CgT
権威主義的だの、権利だの、たかが小説に対して大げさすぎ
こういうのも相手にしなくちゃならないんだから作家も大変だな
56やまとななしこ:2008/04/08(火) 14:14:24 ID:aD82DgGp
>>55
既成概念とのズレで、読者を驚かせるのが実験小説だから、
実験小説ってのは、読者を、むちゃくちゃ素朴で保守的な常識人と想定している。
それが、なんか上から目線でイヤだ。

今どきの小説の読者の視点って、
教育TVをツッコミ入れながら見てるねらーみたいなもんで、
始めから狙って作ってるものには反応しないと思う。
57やまとななしこ:2008/04/08(火) 19:00:32 ID:yIBhxzpL
>>56
>今どきの小説の読者の視点って、
>教育TVをツッコミ入れながら見てるねらーみたいなもんで、

今どき、って・・・・
とんでもないw

58やまとななしこ:2008/04/08(火) 22:55:42 ID:bSNoLClg
>>56
筒井康隆もそうだが、彼だけじゃなく実験小説を書くような作家は
大体「むちゃくちゃ素朴で保守的な常識人」ではなく
むしろ逆の普通の小説では満足しないような読者を想定して書いてる
59やまとななしこ:2008/04/09(水) 09:49:32 ID:NG8HBIQz
>>58
「普通の小説」って、そういうタカのくくり方が傲慢なんだよ。

筒井康隆の小説は、登場人物を
オモチャのように突き放して書いているから、
他人に冷酷な視線を向けるのが好きなのに、
日常ではあからさまにそれをできない「むちゃくちゃ素朴で保守的な常識人」が、
飛びつくだけのこと。
60やまとななしこ:2008/04/10(木) 00:33:05 ID:sMK6uH3h
実際そういってる読者が多いんだから
傲慢でもなんでもないと思うけどな
実験小説に対して偏見持ちすぎ
単純に好き嫌いだけで考えればいいのに
61やまとななしこ:2008/04/10(木) 11:01:02 ID:0Izeamfy
>>60
自分は『虚航船団』読んで泣いたよ
いくら文房具だって、感情移入してしまうと、
作家の実験の道具にされてるのが可哀想でならなくて。

実験小説ってのは、読者の感情をもてあそぶ、
無意味な生体実験だとしか思えない。
「実験」って、そんなにも特権的なものなのかなあ?
62やまとななしこ:2008/04/12(土) 00:54:01 ID:tRQlSEWB
だから特権的でも何でもないんだよ
貴方が大げさに考えてるだけ

>自分は『虚航船団』読んで泣いたよ
>いくら文房具だって、感情移入してしまうと、
>作家の実験の道具にされてるのが可哀想でならなくて。
なんてもう頭がおかしいとしか思えない
自分が面白さを理解できないならつまらないとだけ言えば良い
63やまとななしこ:2008/04/12(土) 14:18:23 ID:eEAcKSBS
>>62
自前の想像力がなくて、
作家の新作に、ひたすら楽しませてもらおうとする
マグロな読者にとっての”面白さ”ってどんなものか、理解できないね。

Sキングの小説に出てくる、
作家を誘拐して閉じ込めて、自分の好きな作品の続編を書かせようとする、
頭のおかしいファンみたいだ。

筒井康隆の古い短編の『お紺昇天』は好きだ。
何度読み返してもいい。
そういう、何度読み返しても心を揺さぶられるような作品が読みたいんだ。
64やまとななしこ:2008/04/13(日) 20:22:50 ID:2YioZI40
>49

いまさらそんなレス引っ張ってきて
意味不明なこと言い始めるお前の視点の方が異質だぞw

ほんとなぜ今更w
65やまとななしこ:2008/04/13(日) 21:41:39 ID:ZZDYSCgx
♪文学がもう死んだのなら〜
そりゃあ文学の勝手だろう〜♪


虚航船団を越える小説は出てくるかなぁ
願わくは、生きてるうちに読んでみたいなあ
66やまとななしこ:2008/04/13(日) 22:10:40 ID:mWgWRVye
>>63
結局ただ単に自分の趣味に合わないから難癖つけてるだけじゃんw
67やまとななしこ:2008/04/13(日) 22:31:04 ID:ib63WUcZ
筒井と基地外チョン井筒は何故に紛らわしい。
方やSF会の巨匠、方や撮影中に殺人事件を起こした自称映画監督

日本沈没より、小松左京に了承とって同時期に発表した、
日本以外沈没でも見るかな。

68やまとななしこ:2008/04/13(日) 22:49:32 ID:rczv0qlI
>>66
実験小説ってのは、ミステリーがコナン・ドイルで始まって終わってるのと同じで、
90年前のアンドレ・ジイドで始まって終わっている。

なんで、筒井康隆が21世紀になってもこだわるのか理解できないけど、
まあ、居心地のいい穴倉みたいなもんなんだろうなあ。
批判されても、「理解できないから」「趣味に合わないから」で済ませられるし。
69やまとななしこ:2008/04/16(水) 23:44:40 ID:R7P06Kp8
はいはいw
70やまとななしこ:2008/04/27(日) 10:53:47 ID:2/wj+Fw5
身近にいるちょっと変な人たちとは普通にやっていけるのに
ちょっと変な「作品」を見ると許しがたく感じてしまう
71やまとななしこ:2008/05/02(金) 00:59:40 ID:TF8W5gS1
「理解できないから」「趣味に合わないから」というしかないのは
実験小説以外のエンターテイメントでも一緒なんだけどな
何でこんなに無理矢理実験小説を批判してんだろ
筒井康隆にはよくキチガイが寄ってくるらしいが、その類の人なのか
72やまとななしこ:2008/05/03(土) 11:25:42 ID:VYwbKGLq
>>1
>日本の小説は、自然主義リアリズムをお稽古(けいこ)事みたいに狭く突き詰めるばかりで、ほかの
ジャンルから何も取り入れてない。

映画の映像表現を描写に取り入れた、川端康成とかの”新感覚派”は?

役者としての筒井康隆は、大根以前だったが、
(TVドラマ『ガラスの仮面』で、筒井以外のすべての出演者が、
アップに抜かれる時は、瞬き一つしないで表情を決めるのに、
筒井は瞬きしまくりだった)
それでも役者になれると思ってたなんて、タカのくくり方がすごい。

”実験小説”って、なんか、得意な音域にくるとむやみに声を張り上げる、和田アキ子の歌みたいだ。
73やまとななしこ:2008/05/03(土) 16:23:11 ID:OocCRZLJ
>”実験小説”って、なんか、得意な音域にくるとむやみに声を張り上げる、和田アキ子の歌みたいだ。
上手い事言えてないし必死だなぁ
74やまとななしこ:2008/06/12(木) 21:38:52 ID:8mWtG8Zd
つーか、誰かこの本を実際に読んだヤツはいないのか?
断筆後のは読んだことないから手が出しにくいんだよなあ
あ、「パプリカ」は読んだか
75やまとななしこ:2008/06/12(木) 22:12:29 ID:RDOYFAgN
文書の反復・・・西尾のパクリか
76やまとななしこ:2008/06/12(木) 22:31:09 ID:sdJLdegJ
いまさらお前に何も求めやしないよ。一時期は素晴らしかったが。
77やまとななしこ:2008/06/13(金) 02:56:40 ID:OJ+0h3T9
なんかこのスレだけほのぼの美人ニュース+らしくない!
78やまとななしこ:2008/06/13(金) 19:46:49 ID:ZdAg7pgN
のいぢ絵のラノベはまだですか
79やまとななしこ:2008/06/13(金) 20:48:04 ID:YmeI2dvz
興味湧いた
買いに行こう!
80やまとななしこ:2008/06/14(土) 21:40:13 ID:uIlBtrOp
>>75
釣りだよなw?
81やまとななしこ:2008/06/21(土) 01:33:07 ID:Kh8dclIS
読み終わった
結構おもしろかった
特に最初らへんの反復は怖くなってくる
82御珠屋φ ★:2008/06/27(金) 22:09:31 ID:??? BE:548829263-2BP(1001)
>ブログ始められたようですー。

<筒井康隆氏がブログ 「人に見せる最後の日記」>

作家の筒井康隆さん(73)がブログ「偽文士日碌(にちろく)」を24日から始めた。
筒井さんは91〜92年の朝日新聞連載小説「朝のガスパール」以来、パソコン通信の
掲示板を主宰するなど先駆的にITを使ってきた。今回は新しい試みとして、ブログは
横書きが圧倒的な中、縦書きで読む本の体裁でページをデザイン。投稿を受け、
やりとりもする。

タイトルの由来は第1回で明かしているが、「日碌」の「碌」は、「碌でもない」の「碌」
だそうだ。現在、ASAHIネットで開いている会員向けフォーラム「221情報局」と
両方を充実させたいという。

『腹立半分日記』『幾たびもDIARY』など、公開日記文学が筒井さんにはあるが、
今回のブログが人に見せる最後の日記になると語る。「老作家の日常と心境を、
面白がって読んでもらえればさいわいです。もちろん小生の文章ですから、
ただの日常や心境にとどまらぬ部分も出てくるかもしれません」

月に5、6回更新の予定。

asahi.com(朝日新聞社) 08/06/25
http://book.asahi.com/clip/TKY200806250099.html

▼関連サイト
笑犬楼大通り
http://shokenro.jp/shokenro/
83やまとななしこ:2008/07/14(月) 16:11:55 ID:CiniVydi
結構、更新しとるな
84やまとななしこ:2008/07/31(木) 21:55:47 ID:117oX7dB
なんかラノべにまで手をお出しのようでw

筒井康隆がラノベ発表、イラストはいとうのいぢ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1217421800/
85やまとななしこ:2008/07/31(木) 22:39:17 ID:JO6wpCjP
>>84
今さら何言ってるの?
86やまとななしこ:2008/08/27(水) 04:10:12 ID:UXKqL0LC
ブログは日付だけでなく簡単なタイトルを付けて欲しいな
どこまで読んだのかわからなくなる
87やまとななしこ:2008/08/30(土) 02:00:47 ID:DwYz5jb8
<<86
同意
88やまとななしこ
「走る取的」が好き。これぞ筒井ワールド。戦慄を覚えつつ読んだものだった。