北東北ワイン開発プロジェクト協議会(小西亨一郎会長)は、北東北3県で生産された
ヤマブドウと、秋田県北のソメイヨシノから抽出した「さくら酵母」を使った
地域オリジナルのロゼワイン「さくらワイン(2006)」の熟成品を商品化した。
ワイン造り4年目の今年も質のいいブドウが収穫できたため、「2007年」の
さくらワインも良い出来栄えに仕上がったという。
同協議会と秋田県総合食品研究所は、さくらワインの特徴を探るため、5、15、28の
各温度と常温の4温度帯で、1年間の保存調査を実施。温度が上がるほど黄色みがかる
ほか、酸味が穏やかになり、甘みが強調される傾向になることが分かった。
光線の影響調査ではほとんど変化がなく、同協議会は、フレッシュさが売りの
さくらワインを熟成させても味わえ、商品化できると判断。15度での保存が最も
バランスが良かったという。
また、昨秋は成長に適した気候が続いたことから、「2007年」も上出来で、
フルボトル720ミリリットル換算で昨年より2000本多い1万2000本を製造。
ホテルや旅館、野外などで重宝されるスクリューキャップタイプのハーフボトルは、
2倍の6000本に増やした。
小西会長は「保存方法で、これだけ違いが出ることに驚いた。それぞれのワインで
まろやかさとフレッシュさを楽しんでほしい」と話した。
熟成ワインは1本1400円。製造本数が800本と少量のため、秋田限定で販売する。
「2007年」はフルボトルが1380円、ハーフが700円。
連絡先はソース参照。
ソースは
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080304t72012.htm 1年間熟成させたさくらワイン(左)と、フレッシュさが売りの「2007年」
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2008/20080303024jb.jpg 依頼を受けてたてました。