産後すぐに完璧な容姿でゴシップ誌などに登場する芸能人に感化され、子どもを産んだ後も
「カッコいいママ」と見られたいがために、最新のベビー用品や自分の美容、ファッションに
新米ママが費やす年間総額は、1人あたり1,062ポンド(約21万2,400円)となり、英国全体では
年間6億6,900万ポンド(約1,338億円)にのぼることが調査の結果明らかになった。
インターネット・バンク「Egg」がソーシャル・ネットワーク・サイト「Mumsnet.com」のユーザーである
親1,000人を対象に行った調査によると、ベビー用品を購入するなら高価なデザイナー・ブランドに
限るとする母親は全体の3分の1、ブランド物や最新テクノロジーが反映された育児用品を購入した
のは20%以上、デザイナーズ・ブランドのベビー・チェアを買ったのが12%、ベビー服が8%となり、
ベビー用家具をわざわざ特注したという人も7%いたことが分かったという。
さらに母親自身も、出産してからヘアスタイルを整えたり、洋服を新調したりしたという人は全体の
87%に及び、エステに通ったという人は約15%、中にはシワとりのためのボトックス注射をしたり、
体型を早く元に戻すために専任トレーナーをつけたりする人も少数ながら認められた。
母親になったばかりの女性が、産後に出費する平均総額が最も多い地域はイングランド北東部
(1,219ポンド=約24万3,800円)、逆に母親の出費が最も少ないのはイングランド東部(969ポンド=
19万3,800円)となったほか、産後に母親が自分の容姿を取り戻すために支出する額が最も多い
地域はロンドン(186ポンド=約3万7,200円)、逆に最も少ないのはウエスト・ミッドランド地方(69ポンド
=約1万3,800円)であることも報告された。
調査元は、出産などの人生の節目には多少の出費も止むを得ないことであるとし、だからこそ、
そのような時に備えてしっかりした財政計画を立てておくことが必要であるとアドバイスしている。
Internet Journey 08/02/26
http://www.japanjournals.com/dailynews/080226/news080226_2.html