売れるか 島根の「縁結びバーガー」
売れるか「縁結びバーガー」−。島根県の若手職員有志が、ご当地ハンバーガー企画に
乗り出している。島根和牛や斐川町産トマトなど島根の食材を使ったハート形の
オリジナルバーガーを試作。商品化する企業を心待ちにしている。
商工労働部の若手有志でつくる勉強会のメンバー。昨年10月に、外部講師から、
ご当地バーガー作りを打診され、安来の特産品を取り込んだ「ドジョウバーガー」や
「仁多米バーガー」などユニークな330案が出そろった。
20候補を選び、県庁内でアンケート調査したところ、良縁に恵まれそうとの理由で
「縁結びバーガー」がトップに浮上。企業の助けを借りて「隠岐牛とケンボロー豚の
チーズバーガー」と「稲田姫のライスコロッケバーガー」を試作した。
試作品は、どちらもハート形のパテとパンを使い、見た目もネーミングもかわいらしい一品に
仕上がった。2月9日の県職員の文化祭で、500円と350円に価格設定して初売りする。
企画世話役の県産業振興課の池田育浩主任は、松江・出雲圏域が売り出す、縁結びを
テーマにした観光商品の人気ぶりを踏まえ「出雲大社で売れば、若いカップルに人気が
出る」と商品化への期待を込める。
地元食材と調理方法にこだわった「ご当地バーガー」は、国内のハンバーガー発祥の地と
される長崎県佐世保市の「佐世保バーガー」をはじめブーム。企画にかかわった職員たちは、
縁結びバーガーが店頭に並びヒットすることを願っている。
写真 島根県の若手職員がアイデアを出し試作した「縁結びバーガー」
http://www.sanin-chuo.co.jp/photo/0206/4999310041.jpg 山陰中央新報
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