香川県内の山歩き愛好家が案内役となり、里山や瀬戸内の島々を巡る「チビッコ探検隊」の活動が2日、
50回の節目を迎えた。毎回、野外で遊ぶ機会が少なくなった子どもたちを飽きさせない多彩なイベントを用意し、
古里と自然の素晴らしさを楽しく伝えている。
探検隊は、本紙に連載した「里山に遊ぶ」の執筆メンバーら有志10人が2002年6月から開催。
毎月第一土曜日に県内の里山をはじめ、伊吹島(観音寺市)や佐柳島(多度津町)などの離島もボランティアで
案内している。
活動内容は山登りはもちろん、春は花見や山菜採り、夏は浜辺を裸足で歩くサンドウオーク、秋は木の実拾い
など季節に応じたイベントを企画。自然の中で遊ぶ面白さを肌で感じられるような工夫が毎回凝らされている。
節目となったこの日は、親子連れら約40人が観音寺市豊浜町の台山(標高157メートル)を登山。
両脇にシダが生い茂る急な山道は滑りやすく、参加者が尻もちをつく場面もあり、「足元に気を付けて」
「もう少しだから頑張って」などと互いに励まし合いながら登った。山頂では地元の人から台山の概要の説明受け、
下山後は近くの農園でミカン狩りを楽しんだ。
案内役を務めた愛好家たちは「自然に興味を持った子どもが将来、案内役として戻ってきてくれるように、
これからも続けていきたい」と口をそろえた。
次回は3月1日に妙見山(三豊)に登る予定。
※一部略しました
ソース
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20080202000291 滑りやすい足元に気を付けながら手を取り合って登る参加者
http://www.shikoku-np.co.jp/img_news.aspx?id=20080202000291&no=1