収穫後、蔵で熟成させた海南市下津町産の温州みかん「蔵出ししもつみかん」の
出荷が28日、本格的に始まった。
4月上旬ごろまで県内のほか、主に京都や大阪、北海道など7道府県で販売される。
JAながみねの担当者によると「蔵出し」は、12月ごろに収穫した後、各生産農家で
所有する土壁の貯蔵庫で1〜3カ月間、熟成させる。
自然状態で温度を5〜8度、湿度約85%に保つなどで酸味が抑えられて甘みが増す。
色も濃くなる。同市下津町内で約1200戸が携わっているという。
ただ昨夏は猛暑と雨が少なかったため、甘さは近年にないが、実は小ぶり。
出荷量は昨年より1000トンほど少ない約8000トンとみているという。
この日は、出荷前に同市内で結団式があった。
神出政巳市長は「おいしいみかんでのPR活動が、価格浮上の起爆剤になれば」と期待する。
生産者で、蔵出しみかんブランド推進連絡会議の岡本芳樹会長は「健康に良いことなどを
消費者に伝え、毎日の食生活に欠かせない果物として売り込んでいきたい」と話している。
ニュースソース
http://www.asahi.com/food/news/TKY200801290279.html 出荷される蔵出しみかん。
紀ノ國戦隊紀州レンジャーのミカンレンジャーがPRに「出動」した
http://www.asahi.com/food/news/images/TKY200801290274.jpg