【大阪】失った声“再生”教壇復帰めざす…がんで声帯切除の大学教授

がんで声帯を切除した大学教授が、手術前に録音した自分の声を
コンピューターで合成して再生するソフトを使って来春にも教壇に
復帰しようと奮闘している。入院先の病院で、同ソフトを使った
“模擬講義”にこのほど成功。闘病生活はなお続くが、
「声を失って悲しみに暮れる他の患者らを勇気づけるきっかけになれば」
と意気込んでいる。

「人は死を前にすると、自分の人生は何だったのか考えます」。
大阪芸術大で化学を教える牧泉教授（58）がパソコンに文章を打ち込むと、
低く落ち着いた声がスピーカーからなめらかな口調で流れた。

21日、大阪市内の病院で約10人の看護学生を前に行われた模擬講義。
「人は時々、映画のワンシーンのような、とても良い時間が持てます。
私は死を意識した時、そんな時間をできるだけ家族や友人と共有しようと
思いました」。闘病体験を基にした牧教授の思いに、室内にすすり泣く声があふれた。
「本当の声は人の心を動かす。本番の講義でも大丈夫だ」。牧教授は手応えを感じた。

(※以下、続きます)

日経ネット関西版　07/12/22
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news001717.html
▽画像
手術前に録音した声を基に合成した「自分の声」で模擬講義をする牧教授
（21日、大阪市阿倍野区の大阪市立大病院）
http://www.nikkei.co.jp/kansai/img/img000811.jpg

(※>>1の続きです)

このソフトは、あらかじめ録音しておいた音声を組み合わせ、パソコンの
キーボードで入力した文章の通りに再生する仕組み。機械的な合成音しか
使えなかった従来型と異なり、録音した人の声質や口調を再現できるのが特徴だ。

牧教授がこのソフトを知ったのは3月。昨年末の頸（けい）部のがん摘出に続き、
食道への転移も判明し、声帯の摘出が必要と診断された。手術を繰り返すと
ノドの筋肉が固くなり、機械式の人工喉頭（こうとう）は使いにくくなる。
「もう教壇に立てないのか」。失意のなかで別の手段を探したところ、
試作中のソフトが見つかった。手術の1週間前だった。

ソフトを開発した通信機大手OKIも事情を知り、協力を決定。
研究者が大阪府河内長野市の自宅に駆け付け、録音が始まった。
「今日は雨です」といった例文を千余り読み上げたほか、家族の名前や講義で
よく使う名詞などを収録。昼過ぎに始まった作業は午後9時まで続いた。

この時は声帯を切除せずにがんの摘出に成功し、ソフトはお蔵入りと思われた。
だが、秋に3度目のがん転移が判明し、ついに声帯を失うことに。10月末の手術後、
キーボードを早く打ち込むための練習を始めた。

病床での“特訓”を支えたのは、妻の恵子さん（57）への思いだ。
つらい闘病生活が続くなか、明るい笑顔で励まし続けてくれた。
「退院後も以前と同じ笑い声が響く家庭にしたい」。自信がつき始めた今月中旬、
病院側に模擬講義をしたいと頼み込んだ。

がん再発の不安は消えず、年明けには抗がん剤治療も再開する。
それでも来春に教壇へ復帰する目標はあきらめない。OKIと協力し、
外出先でも使える携帯電話用ソフトの開発などにも取り組む。
牧教授は「他の患者のためにも、がんに負けてはいられない」と話している。

(※以上です)

頑張れ

頑張れ教授

みっくみく？

してやんよ

されてやんよ(T_T)

山中教授が新しい、この人の、ほんとの、声帯を作ってくれるはず。

あれ?この人NHKだかで特集組んだ人?
舞台の脚本書いてるとかで。

牧泉
親は真木和泉を意識したのかな
講義をそのまま文書化しておくなんて大変な話だ。

確かに、大学教授で声が出ないと仕事にならないよな。

初音みくみたいなのもいいけど、こういうところで地道な
技術開発しているやつらも尊敬に値するとおもった。

そういや沖って SMARTTALK とか作ってたな。

頑張れ

残念だがあとはゲップで話すしかない｡
でなかったらホーキンズ博士のように合成音声か。

カニューレみたいなのも、あるにはある。