【食/大阪】黄身ふんわり「キミロール」 口コミで人気[07/11/26]

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1やるっきゃ騎士φ ★
「キミロール」って知っていますか。1日100本売れる日もあるという大人気の
スイーツで、大阪・十三の洋菓子店で売っているのだが、実は店頭には置いていない
裏メニュー。宣伝しているわけでもないのに口コミで人気が広まった。店主の元へは
百貨店から出品の誘いが絶えないが、すべて断っている。「目の前のお客さんが喜んで
くれるのが一番大事」と、小さな店にこだわり続ける。

阪急・十三駅の東。駅前のアーケード街から人通りの少ない路地を百数十メートル
入ったところに「ホルン洋菓子」はある。

店頭のガラスケースには、フルーツをふんだんに使ったショートケーキが並ぶ。でも、
この店一番の人気商品はケースにはない。客が「キミロールください」と言って初めて、
店員は店の奥からおもむろに長細い紙箱を取り出す。

見た目は長さ24センチの何の変哲もないロールケーキ。それなのに、実際に食べて
みると、体験したことのないしっとりとしたやわらかさに驚く。「日本人は歯ごたえの
ある肉料理より、刺し身が好き。マグロのトロのように舌の上でふわっととろける生地を
目指した」と店主の山本さん(67)。

山本さんは「手に職をつけなあかん」という父親の方針で、中学を出てすぐ、新聞の
求人で見つけたまんじゅう屋に住み込んで働いた。だがなかなか給料は上がらず、
「いつか自分の店を」と夢見て少しずつ貯金し、72年に独立したときには妻子持ちに
なっていた。家族を養うためにも「他人と同じもんをやっとったらアカン」。
思いついたのが、卵の黄身だけで作るケーキだった。

卵の白身は熱を入れると粘りが出るので、ケーキ生地には欠かせないというのが当時の
常識。山本さんは黄身だけでもパサパサしない生地を目指して、砂糖や小麦粉の配分や、
かき混ぜ方に工夫を重ねた。試作品のため店頭には出さず、欲しいと言ってくれる
お得意様にだけ売った。今も店頭に並べないのはその時の名残だ。客の意見を
聞きながら、徐々に、黄身ならではのしっとりとコクのある生地ができあがっていった。

最初は1日に数本しか売れなかったが、86年に雑誌に取り上げられた頃から売れ行きが
伸び始めた。今では東京からの出張客が「おみやげに」と10本、15本と買っていく。
後日、別の人が「人からもらったら、おいしかった」と言って、また買っていく。
口コミでお得意様が増えていった。

うわさを聞きつけた百貨店から「催しに出品しませんか?」という誘いがひっきりなしに
来る。「もっと人通りの多い場所に支店を出したら?」と言ってくれる金融機関もある。
それでも他には一切出品せず、十三の小さな店にこだわり続けた。「ケーキは手で
作るもの。自分の目の届く範囲でないと、納得いくもんは作れへん」

宣伝はしない。店のホームページもない。大学卒業以来、父と一緒に20年近くケーキを
焼き続ける長男(41)も言う。「オヤジも自分も器用にはできひん。大事なのは店に
来てくれるお客さん。期待を裏切らんよう、変わらない味のケーキを作り続けたい」

キミロールは1本800円。発売から30年以上据え置いた価格だったが、小麦粉などの
材料の値上がりに苦しみ、12月1日から1本900円になる。
問い合わせは同店(TELはソース参照)。

ソースは
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000711260004
“山本さん親子が作る「キミロール」”
http://mytown.asahi.com/osaka/k_img_render.php?k_id=28000000711260004&o_id=2186&type=kiji.jpg
2やまとななしこ:2007/11/26(月) 15:14:53 ID:AjJSz8KA
黄身には黄身の〜 夢があ〜り〜 ♪ 
3やまとななしこ:2007/11/26(月) 15:15:22 ID:GIQEms/8
これぐらいなら、全国各地に似たようなのがある。
4やまとななしこ:2007/11/26(月) 15:29:27 ID:aLiox+YD
大人気のスイーツ(笑)
5やまとななしこ:2007/11/26(月) 15:30:34 ID:XkjwDnU5
10年近く前にこの店の地元に住む友人が連れてってくれたことがある。
お土産に買って帰ったけど詳しい味は忘れてしまった。
6やまとななしこ:2007/11/26(月) 15:48:24 ID:j/MHb4bv
キミ・ライコネン
おまえ誰やねん。
7やまとななしこ
551はスイーツですか?