兵庫県姫路市豊富町神谷の「姫路セントラルパーク」に24日、アフリカ・スワジランドからミナミシロサイの
つがいが仲間入りした。同園では冬の寒さが峠を越す来年の春休み前後から一般公開する。
オスは2歳で体長約2・5メートル、体重約800キロ、メスは3歳で体長2・5メートル、体重約1000キロ。
約20時間の空の旅を経て中部空港に着き、24日早朝、トラックで姫路入りした。長旅の疲れからか到着直後は
2頭とも獣舎の壁に突進したり、体を左右に揺らして威嚇したりと興奮していたが、飼育係の世話で次第に
落ち着きを取り戻し、草を食べたり、水を飲んだりしている。
角を狙った狩猟の影響で絶滅が心配されている種で、1984年から飼育してきた同パークでも2004年に
オスが死んでからはメス「ナクール」(25歳)と同「サラ」(28歳)だけとなっていた。担当者は「2世の誕生が楽しみ。
日本の寒さに早く慣れてほしい」と話している。
(2007年11月25日 読売新聞)
ソース
http://osaka.yomiuri.co.jp/animal/20071125kn03.htm 到着したミナミシロサイのつがい(姫路セントラルパークで)
http://osaka.yomiuri.co.jp/photo/kannat/KN20071125114516133L0.jpg