18世紀後半〜20世紀前半のクラシックの女性作曲家に焦点を当てた
「女性作曲家音楽祭2007」が6〜10日、東京の杉並公会堂で開かれる。
33人もの女性作曲家を取り上げ、32人の演奏家による室内楽・器楽コンサートと
ピアノ曲マラソンコンサートを通じ、男性中心の社会で忘れられた才能を
浮かび上がらせる。
国立音楽大の教授で「女性と音楽研究フォーラム」を主宰する小林緑さんと、
夫で「知られざる作品を広める会」を主宰する谷戸基岩さんが企画した。
小林教授は「貴族社会のサロンでは女性の作曲も盛んだったが、産業革命、
ナショナリズムの興隆で学校教育や音楽業界などのシステムが男性中心になり、
無視されていった」と言う。
逆風の中でも作曲を続けた女性は多い。87年刊の「女性作曲家事典(第2版)」には
18世紀に184人、19世紀に1103人の名が挙がっている。今回取り上げる中には
シューマンの妻クララやメンデルスゾーンの姉ファニーら、名の知られた存在も
いるが、大半は忘れられた人たちだ。
「乙女の祈り」が知られるが、生涯は謎に包まれたテクラ・バダルジェフスカ
・バラノフスカ(ポーランド)、名前を冠したせっけんが出るほど人気があった
セシル・シャミナード(フランス)ら。
谷戸さんは「実際に耳で聴き、作品の独創性を見極める必要がある」と話す。
◇6、7、10日が室内楽・器楽、8、9日がピアノ曲マラソン。昼公演が1000、2000円。
夜は4000円。
知られざる作品を広める会(TELはソース参照)。
ソースは
http://www.asahi.com/culture/music/TKY200708020239.html ソースにあった画像は
http://www.asahi.com/culture/music/images/TKY200708020229.jpg 詳細はこちらで。
女性作曲家音楽祭2007 - HMV
http://www.hmv.co.jp/news/article/705030001 依頼を受けてたてました。