白血病で逝った旧中条町の小学生が育てた種由来の28鉢
白血病のため7歳で亡くなった旧中条町(現・胎内市)の小学生が
生前育てていたアサガオの種を引き継ぎ、全国各地で栽培されている「命のアサガオ」が、
東京・文京区の東京ドームで展示されている。
読売巨人軍が骨髄バンクへのドナー登録を呼びかけるため、15日まで展示する。
旧中条町立本条小1年だった丹後光祐君は急性リンパ性白血病に犯されて
闘病を続けながら、1993年4月、小学校に入学。
授業の一環としてアサガオを育て始めたが、同年7月には病状が悪化して入院、9月に亡くなった。
アサガオは丹後君の入院後も母親のまみこさん(49)が自宅庭で世話を続け、
その年の秋、約30粒の種が残った。
94年9月、まみこさんが白血病患者のための骨髄バンクへのドナー登録を
呼びかけるために残ったアサガオの種を配り始めると、種は「命のアサガオ」
として各地に引き継がれ、50万粒以上に増えた。
現在では県内をはじめ、北海道から沖縄までの全国各地の学校などで栽培されている。
展示されているのは、今年5月にドームがある東京都文京区内の
7小学校の児童が上原浩治投手ら巨人軍の選手14人と種植えしたもの。
まだ二分咲きだが、28鉢が正面入り口前に展示されている。
13日、東京ドームを訪れたまみこさんは
「多くの人の優しさがつながって東京ドームまで来ることができました。
これを機会に、限りある命の大切さを知ってもらえれば」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news001.htm ※更新されるとリンク先が変わります。
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http://www.nicob.jp/?m=default&a=view&p=nb9648 別ソースです。
このようなイベントもありました。
◇巨人・上原、骨髄バンク支援をファンに訴え
骨髄バンクを支援する「命のアサガオ・シリーズ」が行われている14日の巨人―広島戦
(東京ドーム)試合前イベントに巨人・上原が登場。
「10人でも20人でも登録していただければ、助かる人がいるかもしれません」とファンに訴えた。
上原は今年5月に都内の小学校で自ら種をまいた「命のアサガオ」が花を咲かせている鉢植えを
見て、「もうこんなになるんですか」と感心。「命のアサガオ」の種をファンに配った。
この日は骨髄バンクネットワーク代表を務める歌手の刀根麻理子さんが、東京ドーム内の
ミニFM放送「Gfm」に出演し、骨髄バンクへの協力を呼びかけた。
(2007年7月14日20時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20070714ie23.htm