◇淀屋橋、大江橋をライトアップ 中之島周辺を「光の空間」に
水都・大阪を象徴する橋として知られる御堂筋(大阪市北区−中央区)の
淀屋橋と大江橋がライトアップされることが決まった。
御堂筋開通70周年を迎えたのに合わせ、国土交通省大阪国道事務所が
景観を楽しみながら街を散策できるようにしようと企画。風情ある
シルエットを浮かび上がらせるため、川面にライトをあてて反射光で
橋を照らすなど3種類の方法を検討しており、市民の意見も聞いたうえ、
年末を目標に整備するという。
「大阪八百八橋」と称されるように、大阪市によると、市内には880カ所に橋がある。
淀屋橋は土佐堀川、大江橋は堂島川に架けられていて、江戸時代からあるが、
現在の橋はいずれも昭和10年にデザインを一般公募して建設。
石造りの外観と照明灯がレトロな雰囲気を醸し出している。
市内の主要な橋のうち天神橋や天満橋など15カ所はすでに
ライトアップされている。淀屋橋周辺は日銀大阪支店や中央公会堂が
ライトアップされているものの、御堂筋では最も暗い通りで、
改善を求める声が出ていた。
ライトアップ案によると、岸辺にスポットライトのような器具を置いて川面を照らし、
間接的に反射光で橋のシルエットを浮かび上がらせる方式▽橋に直接照明器具を
設置する方式▽岸辺から川面を照らすとともに橋に器具も設置する折衷案−の
3案が浮上している。
外観上の問題や明るさなどの点で、いずれも一長一短があることから、
同事務所はホームページや街頭でアンケートを実施。橋を3種類の方式で
ライトアップをしたコンピューターグラフィックを作成し、市民らに意見を聞いている。
大阪国道事務所の担当者は「中之島周辺はオフィス街のイメージが強いが、
中之島公園もあり、散策が楽しめるスポット。すでにライトアップされている
日銀や中央公会堂と連携し、『光の空間』を形成したい」と意気込んでいる。
同事務所では、南北約4キロの御堂筋のイチョウに設置された
街路灯の位置を低くすることで、通りを明るくすることも計画。
御堂筋を大阪のメーンストリートにふさわしい通りにリニューアルする
構想が進められている。
ソース(産経新聞)
http://www.sankei-kansai.com/05_sogo/sog052502.htm ▽大阪国道事務所
http://www.osaka.kkr.mlit.go.jp/ http://www.osaka.kkr.mlit.go.jp/topics/lightup/index.php