【時代絵巻/新潟】108匹のキツネをお供に阿賀町津川で「狐の嫁入り行列」

阿賀町津川地区で「つがわ狐（きつね）の嫁入り行列」が３日夜、行われた。
化粧で狐に扮した花嫁がお供を従え練り歩く幻想的な時代絵巻に、
約４万人の観客が酔った。

嫁入り行列は今年で18回目。午後６時前、木やり唄（うた）に送られ、
白むく姿の横山香織さん(31)＝横浜市在住＝が、侍や腰元、稚児など
総勢108匹の狐をお供に出発。地元で「とんぼ」と呼ぶがん木の通りを、
そろりそろりと進んだ。

一行は途中で子狐の踊りで祝福を受けた後、待っていた地元出身の花婿、
上谷寛之さん(39)＝同市在住＝と合流。夕やみの中、かがり火で照らされた舞台で
「結婚の儀」を行った。対岸へ小舟で川面を渡っていくと、最後は麒麟山に狐火が
列をなして点灯され、フィナーレを迎えた。

家族３人で新潟市東区から来た小林幹尚さん(52)は今年が５回目といい、
「５月３日というとこれだね。雰囲気が何ともいえない」と話していた。

新潟日報　NIIGATA NIPPO On Line　07/05/04
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=232382
▽画像
白い衣装の花嫁がお供を連れ優雅に練り歩いた「つがわ狐の嫁入り行列」
＝３日、阿賀町津川
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/dataimg/232382.jpg

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