JR九州と宇佐市が、同市の特産小ネギを豊後牛や豊前海のハモと一緒に楽しむ
”ねぎしゃぶ”グルメツアーを二〇〇五年から数回開いているが、ツアー客が個人的に
再び訪れるなど好評。ただ、企画の定着には列車とアクセスする送迎バス便を
整えるなどの工夫も必要のようだ。
ツアーに組み込まれる小ネギのしゃぶしゃぶ料理は、市内法鏡寺の「菊水旅館」が提供。
ねぎしゃぶコースは、小ネギと豊後牛、ハモのしゃぶしゃぶ、ゆでたワタリガニまたは
ズワイガニ、魚の刺し身など数点がセット。料理は一般向けにも三千五百円で出す。
ツアーはねぎしゃぶを楽しみ、宇佐神宮や安心院葡萄(ぶどう)酒工房などを巡る
日帰りコースで、宇佐市がJRに企画を売り込んだのを契機に、〇五年から数回開催。
北九州市などからツアー客が訪れた。
ことし三月、同市門司区の団体で訪れ、ねぎしゃぶを味わった村本さん(75)は
「ネギのしゃぶしゃぶは初めて。特有のにおいがなく、甘みもあっておいしい」と話した。
使う小ネギは宇佐、中津市の生産者が作る「大分”味一ねぎ”」で、宇佐市内で作られた
もの。宇佐市によると、両市では三十四戸が年間約七百四十トンを関東、関西地方などに
出荷している。
小ネギの地産地消を進めようと菊水旅館は、ねぎしゃぶ料理を考案し、約十五年前から
提供。おかみの田口さん(74)は「ツアーが開かれるようになって、気に入った人たちが
グループで五、六回は来ました」。
一方で、JR九州北部九州地域本社営業課(北九州市)は「ツアーはネギが甘くておいしい
と非常に好評だった。ただ、鉄道を利用していただく観点からは、地元で送迎バスなどの
アクセスを整えてもらわないと(定番企画としては)難しい」としている。
(※一部省略して引用しました。)
アイぶんぶんひろば 07/04/07
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1175871600=117590883119418=1 ▽画像
小ネギや豊後牛、ハモのしゃぶしゃぶ料理を楽しむツアー客
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