埼玉県所沢市の商工会議所青年部が企画し、市特産のサトイモを原料にした
焼酎「恋も咲くところ」が出来上がった。
同市産のサトイモは全国で2番目の収穫量があり、都内の料亭で使われることが多い
高級品と言うが、「あまり知られていない」のが現状だ。そこで、サトイモをPRすると共に、
焼酎を「新たな名物」にし、地域の活性化につなげたいという。
市によると、同市ではサトイモが04年度に157ヘクタールで作付けされ、
3960トンの収穫があった。水はけの良さなどが栽培に適しているという。
焼酎は昨年秋にとれたサトイモ2.2トンを原料に、長野県佐久市の酒造会社が製造した。
四合びん(0.72リットル)で3500本でき、甘い香りと、すっきりとした口当たりの良さが
売り物だ。
サトイモは親芋を中心に子芋、孫芋を形成し、「子孫繁栄の象徴」として縁起物扱いされる。
今回は親芋を使って焼酎にしており、「恋の成就」の願いを込め、また、佐久市で作られことも(※原文まま)
いかし、「恋も咲くところ」と名付けた。
ラベルやポスターなどのデザイン、宣伝文づくりには、同市内にある日本大学芸術学部の
学生が参加、学生たちは「商品として残るものができてうれしい」と話している。
1本1500円で、今月7、8日に、所沢航空記念公園で開かれる市民文化フェアで
販売するのを皮切りに、同9日からは所沢小売酒販組合の市内の主な加盟店で
販売予定だ。
(以下略)
asahi.com 07/04/01
http://www.asahi.com/komimi/TKY200704010059.html ▽画像
サトイモ焼酎「恋も咲くところ」の宣伝文やのぼりとラベルのデザインを作った
日本大学芸術学部の学生=所沢市役所で
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