【お疲れ様/京都】動物見守り42年…名物飼育員さん退職/京都市動物園

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1御珠屋φ ★

京都市動物園(左京区)に42年間勤めた名物飼育員が3月末で定年退職する。
在職中、ゾウを除くすべての動物を担当し、熱意と工夫で、ニシローランドゴリラをはじめ
多くの動物の日本で初めての繁殖にも携わった。
「北極、南極、アフリカ…。普段、見られない動物をこんなに身近に見られて飼育できた。
ずっと現場で働けて幸せでした」。25日の園内イベントで、動物園生活の思い出を語る。

飼育課担当係長の高橋さん(60)。三重県出身で高校卒業時に「飼育係になりたい」と
各地の動物園に直筆の手紙を送り、1965年、京都市動物園に採用された。

最初の担当は鳥類。マクジャクに「いきなり飛びげりの洗礼を浴びた」。
耳をけられ、出血もした。天然記念物のカモシカの人工保育では観察のため
22日間、園内の詰め所で寝泊まりした。

計17年間担当したニシローランドゴリラには思い入れが強い。
飲み水やふんを体にかけられても、覚えてもらうため逃げなかった。1970年に日本初の
繁殖例となった「マック」、その子となる「京太郎」の誕生にも携わった。「大事な動物やから
責任を感じた」と振り返る。現在でもゴリラの繁殖例は全国で九例と少なく「三世」まで血を
つないだことで市動物園の評価を高めた。

鳥類のヤツガシラやホオアカトキ、カンムリサンジャクなどの繁殖にも日本で初めて成功した。

今はアシカやカバを世話している。カバ舎では見学者に「(カバの)ツグミちゃんは顔が
日本一美人なんですよ」「毎日水を変えなあかんの。家で飼おうと思ったら大変です」と
ユーモアを交えて説明する。

「昔だったら飼育員は餌をやって掃除したら終わり。今は温かくお客さんを迎え、動物が
生き生きとしている姿を見てもらうことが大事だ」と役割の変化を語る。

経験を買われ、4月以降も週4回程度、動物園に通い、後進の指導にもあたる予定だ。
「まだ何十年もやれる。そこらのやつには負けるかって思ってるよ」と笑う。

25日午後1時半から、高橋さんがスライドを用いて飼育動物の秘話を語る
「ベテラン飼育員はみた!」が開かれる。入園料が要る。

(※一部省略して引用しました。)

京都新聞電子版 07/03/23
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007032300095&genre=K1&area=K10
▽画像
42年間勤めた市動物園を退職する名物飼育員の高橋さん。カバの世話をしながら来園者に説明する(京都市左京区・市動物園)
http://www.kyoto-np.co.jp/static/2007/03/23/P2007032300095.jpg

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2やまとななしこ:2007/03/24(土) 08:21:14 ID:72IIqQqJ
高橋さん、おつかれさまです。
3やまとななしこ
>三重県出身で高校卒業時に「飼育係になりたい」と各地の動物園に直筆の手紙を送り、1965年、京都市動物園に採用された。
羨ましいですね、この時期はこういう手紙を送るだけで公務員になれたんですからね。今なんかこんな手紙送ったって梨の礫ですからね。