招き猫のコレクションを披露する瀬戸市薬師町の「招き猫ミュージアム」が開館2周年を迎え、
記念イベントとして地元の造形作家、渡辺さん(35)の個展が1階スペース29で開かれている。
4月1日まで。2階では特別企画展として「駄菓子屋 となりのミケちゃん」も始まった。
人形や器を中心に作陶してきた渡辺さんは、2002年の「平成の招き猫100人展」で大賞に輝き、
公募展でも各賞を受賞している。今回展示したのは、全身にさまざまな猫が描かれ、
耳や口から小玉を入れられる高さ数十センチの「コロコロ招き猫」をはじめ、茶わんやマグカップ、
皿など計約130点。
「楽しい気分の時に作るようにしています」と話すように、ユニークな焼き物の猫が勢ぞろいした。
猫を抱いた老夫婦や万華鏡の作品もある。同市栄町のギャラリー「土知手BAU屋(どちてばうや)」
を昨年末に閉め、今夏以降に自宅のある同市落合町に開設予定という。
特別企画展は、「招福商店街」シリーズの第1弾として駄菓子や玩具、ファンシー雑貨など約1000点を
並べた。食料品のパッケージやキーホルダー、布団たたきなど、国内各地で売り出された品を
展示。招き猫は縁起物だけに、置物だけでなく幅広くデザインされていることがうかがわれる。
ミュージアムは05年3月、国内有数の招き猫コレクターから収集品を借りてオープン。
大正時代の洋館を模した木造2階建てで、1階では全国各地の人気招き猫作家の作品を
展示・販売。2階はコレクション3000点近くを披露している。一階部分は入館無料。
火曜休館。
画像:ユニークな焼き物の招き猫を出品した渡辺さん
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20070321/a6.jpg 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20070321/lcl_____ach_____009.shtml ※元記事から個人名の一部、及びミュージアムの電話番号を省略しました。
ご了承をください。