AP通信によると、米アーカンソー州にあるリトルロック動物園で17日、檻から逃げ出した
チンパンジーが、飼育区域のキッチンに乱入後、鎮静剤が効くまでにトイレ掃除をするなど
ちょっとした家事をこなしたという。
120ポンド(約54キロ)あるチンパンジーのジュディーはまだ寝場所にいたのだが、
それに気づかず動物園の飼育員が檻のドアを開けたすきに、逃亡を図った。
飼育員は檻に戻るよう説得を試みたものの、ジュディーは、お菓子が保存されている
冷蔵庫を引っ掻き回し、キッチンの戸棚を開け、ジュースやソフトドリンクを取り出すと
瓶を開けようと激しく打ちつけた。
それからトイレに行くと、トイレ用のブラシを手にして、トイレを掃除し、スポンジを絞ると、
今度はゴシゴシと冷蔵庫を拭いたのだそうだ。飼育員のアン・ラーデマッハーさんは、
37歳になるジュディーは、1988年に動物園で飼育されるようになるまでは家庭の
ペットとして飼われていたので、多分、家事を知っているのだろうと話している。
動物園の飼育員が鎮痛剤を何度本か打って、やっとジュディーはおとなしくなり、
冷凍庫から取り出したシナモンレーズンのパン半かけを手にしたまま、冷蔵庫の上で、
眠ってしまった。その後、動物園の獣医がジュディーに薬剤を与え、最初もうろうとしていた
意識も無事回復したという。
今回の件について動物園は、ジュディーがチンパンジーの飼育区域を脱出し、
動物園内に逃げ出すということはいずれにしてもありえなかったと話している。
livedoor ニュース 07/01/22
http://news.livedoor.com/article/detail/2990015/ Wawwwww.