元気の源は子供たちの笑顔―。
横浜市の寿福祉センター保育所(村田由夫園長、約七十人)で、二十年以上にわたって
地域のお年寄りたちが清掃活動を続け、毎日園児を見守っている。
薄暗い早朝の保育所前。
老人クラブ「寿櫟(くぬぎ)の会」(寺田秀雄会長、八十三人)のメンバー四人が
寒さに耐えながら村田園長(63)がやって来るのを待つ。六時半ごろから清掃開始。
窓を開け、げた箱をふき床を掃く。砂場の砂を掘り起こし、ブランコを設置。
六十歳後半から八十歳後半の男性メンバーは手際よく作業をこなす。
同クラブは一九七二年に発足。同保育所の二階にあった地域の娯楽室が
同クラブの事務所で、お年寄りたちの憩いの場になっていた。当時からメンバーたちは
自主的に清掃をしていたが、八〇年ごろ保育所の管理人が辞めたのをきっかけに、
同クラブが正式にボランティアで清掃作業を引き受け、二〇〇三年に事務所を移転した後も
活動は続いている。ほかに十一月の焼きいも大会や一月のもちつき大会など、保育所の
年中行事の準備も買って出ている。
メンバーの男性(69)は清掃後に登園してくる子供たちと会うのが楽しみといい、
園児が遊ぶ姿を笑顔で見守り、時には一緒にこま回しや風船遊びなどを楽しんでいる。
「清掃の習慣は健康のバロメーター。子供の顔を見ていると気持ちが紛れ元気をもらえる」
(※一部省略して引用しました。)
カナロコ - 神奈川新聞 07/01/13
http://www.kanaloco.jp/serial/entry/entryxiijan1/ 画像:朝から園内を掃除する老人クラブのメンバー=横浜市中区の寿福祉センター保育所
http://www.kanaloco.jp/images/uploads/p0113r.jpg ▼関連スレッド
【話題】朝の公園清掃 1人でこつこつ18年/広島
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1168135054/