【いきもの/福井】“疎開イルカ”スターに:重油漏れで一時神戸へ/越前松島水族館

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1御珠屋φ ★:2007/01/12(金) 21:25:22 ID:??? BE:558630566-PLT(10015)

1997年1月7日、破断した船首部が坂井市三国町沖で座礁し、沿岸を黒い波が襲った
ロシアタンカー「ナホトカ号」重油流出事故から10年。
沖合から取水する越前松島水族館にも流れ込んだ油から逃れ、生後7か月で
神戸市に一時疎開したバンドウイルカのラボ(雄)は今、ショーの主役に成長した。
その名は命がけの移送や重油回収を支えた多くのボランティアにちなんで付けられた。

海水を直接引いていた飼育プールに、座礁翌日には油膜が張った。
ボランティア数十人が吸着マットで回収したが追いつかない。呼吸口から肺に入れば
命にかかわるため、同館は全14頭の疎開を決定。ラボと母親の疎開先には、
阪神大震災の復興支援で同園からタコを譲り受けた神戸市立須磨海浜水族園が手を挙げた。

だが、生後間もないイルカの長距離輸送は例がなく、ストレスで死ぬ危険があった。
大人のイルカには精神安定剤を注射するが、“乳飲み子”には使えない。

せめて母親が常に視界に入るようにと、飼育員らは2頭のコンテナの並び方をトラックの中で
工夫。「お母さんと一緒だよ。がんばれ」。ボランティアたちはそう声をかけて見送り、その後も
沿岸やプールで重油回収に明け暮れた。

ラボは6時間の移送に耐え抜き、半年後、越前松島水族館に戻った。
疎開時、体長1・88メートル、体重88キロだったが、今は2・7メートル、250キロに成長。
ショーではステージに上がって豪快に回転する「ボディスピン」が得意技だ。

母親に寄り添って乳を飲む愛らしいラボ、支え続けたボランティアの姿……。
鈴木隆史館長は、命と環境の大切さを伝えようと、さまざまな光景を絵本にする計画を
進めている。「人のきずなの素晴らしさも子どもたちに伝えたい」と話している。

YOMIURI ONLINE(読売新聞) 07/01/12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news001.htm

画像
赤ちゃんだったラボ(中央)は、ショーの中心として活躍中(越前松島水族館で)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/img/news001_1.jpg
体長2・7メートル、体重250キロに大きく成長したラボ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/img/news001_3.jpg

▼関連リンク
越前松島水族館 WEBサイト
http://www.awara.jp/seiryu/suizokukanE.html

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2やまとななしこ
ああ、懐かしいな、重油拾ってたよ。
えらい臭いでねぇ。