自作の妖怪キャラクター百体を使って若者文化を発信する
京都造形芸術大(京都市左京区)の学生プロジェクト「百鬼若行(じゃこう)」が
5日、中京区の寺町京極商店街で行われた。
買い物客らは柱に張り付けられたキャラクターを楽しそうに眺めた。
同大学情報デザイン学科2年生9人が「オタク」や「茶髪」など
若者を連想させるキーワードをもとに百体のキャラクターを作り上げた。
寺町京極商店街振興組合の協力を得て、商店街の柱80本に
体長50−100センチの平面の妖怪キャラクターを掲げた。
古着店の柱では、自己流でおしゃれをする「アメ子」、
ドーナツ店では甘いもの好きの「スウィーちゃん」を登場させるなど、
店の特色に合う展示にした。買い物客は不思議そうに見つめ、
説明板を読んで若者の風俗や考え方を理解しようとしていた。
上京区の会社員溝邦郎さん(27)は「やや派手だが
(若者の在り方を)皮肉った感じがして面白い」と話した。
メンバーは午前10時から午後8時まで三条通と四条通の入り口に分かれ、
チラシを配ってPRした。井階麻未さん(20)は「これを機に、グッズ作りや
アニメ製作につなげたい」と意気込んでいる。
京都新聞電子版 07/01/05
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007010500116&genre=G1&area=K1C 画像:京都造形芸術大生が作った若者文化を象徴する妖怪キャラクターを眺める通行人
(京都市中京区・寺町京極商店街)
http://www.kyoto-np.co.jp/static/2007/01/05/P2007010500116.jpg