神戸市内の若手農業者グループ「神戸新鮮組」のメンバーが、生で食べるトマトと形も味も違う
調理用トマト作りに力を入れている。糖度と酸味のバランスのよさが評価され、全国のレストランに
納めており、「神戸の新しい特産品にしたい」と張りきっている。
山口和人さん(41)と大西雅彦さん(32)。「シシリアンルージュ」というイタリア原産の品種で、
通常のトマトより細長く、色が濃い目。果肉が詰まっていて、濃厚なうまみが特徴。
九月に栽培を始め、十月からインターネットや阪神間の食品スーパーなどで販売を始めたところ、
評判が広がり、神戸や京都、福岡のレストランなど二十近い飲食店にも納めている。
「調理用トマトは市場でもあまり扱われておらず、リスクはあったが、生でも食べられるので
思いきってやってみた」と山口さん。
大西さんは「カレーやオムライスなどのほか、水炊きに入れたり、そのまま焼いてもおいしい。
家庭でも気軽に使ってほしい」と話している。
神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/kz/0000187032.shtml 画像:調理用トマトの販売を始めた山口和人さん(右)と大西雅彦さん(左)ら
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