11月最後の日曜日となった26日、須坂市動物園には、
アカカンガルー「クララ」のおなかから外に出るようになった赤ちゃんカンガルーを
一目見ようと多くの家族連れが訪れた。
赤ちゃんが完全に外に出るようになったのは今月10日。
同動物園ではこの日を赤ちゃんの誕生日に決めたという。
朝の冷え込みの中、おりの前に集まった子どもたちは、クララの袋から
かわいい顔をのぞかせている赤ちゃんが外に出るのを待ちわびている様子。
袋から出て、長くてか細い脚で地面に立ち、元気にジャンプを始めると
周囲から「小さくてかわいい」「こっち見たよ」と歓声が上がった。
キックボクシングで人気の「ハッチ」も元気な姿を見せ、赤ちゃんにほおずりするなど
父親ぶりをみせていた。
同園によると、「ハッチ」を中心としたカンガルー人気で、本年度の入園者数は、
18万3000人(25日現在)を超えた。すでに3年前の年間入園者数の3倍近くとなり、
最高記録を更新し続けている。
ハッチの担当飼育員小林正和さん(30)は「赤ちゃんカンガルーは、今は1日に3、4回、
袋から出る程度だが、2週間後には完全に外に出てくる。みんなに見てもらえる時間が
増えますね」と話していた。
中日新聞ホームページへようこそ 06/11/27
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20061127/lcl_____ngn_____009.shtml 画像:母親クララに寄り添う赤ちゃんカンガルー=須坂市動物園で
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20061127/n5.jpg