【地域/音楽イベント】カンボジア支援でリサイタル

カンボジアで学校建設資金を支援するためのピアノリサイタルが１２月３日、飯田市で開催される。
演奏は、父親が同市出身でチェコ・プラハ在住のピアニスト、竹内英仁さん（３３）。
同市のＮＰＯ法人「ふるさと南信州緑の基金」（小林天心理事長）が進める学校建設プロジェクト
に賛同たことから実現の運びとなった。モーツァルトやショパンの名曲を通して、
戦禍からの復興を目指すカンボジアでの人づくりに協力する。

同基金は、アンコールワット遺跡で知られるシェムリアップで「クメール絣（かすり）」の復興
に取り組むＮＧＯ「クメール伝統織物研究所」（森本喜久男代表）の支援を続けている。
学校は、同研究所が「国の復興には人づくりが重要」として建設を計画。
教室２棟などで約３００万円が必要で、竹内さんにチャリティリサイタルの開催を依頼したところ、
趣旨に賛同して快諾した。

竹内さんは６歳からピアノを始め、日本大学芸術学部音楽学科部を卒業後、
モーツァルテウム国立音楽大学（オーストリア）やプラハ国立音楽院（チェコ）で学んだ。
１９９６年には全日本ソリストコンテスト優秀賞など国内外で各賞を受賞し、
現在は欧州を中心にコンサート活動を行っている。
今回はリサイタル以外にも、小中学校で子供のためのレクチャーコンサートや病院で
入院患者を対象にしたロビーコンサートを開催して、父親の故郷の市民らとの交流を図る。

リサイタルは午後２時から飯田文化会館で。会場ではカンボジアの村落の生活を映像
などで紹介するほか、伝統織物の展示販売も行われる。


http://www.sankei.co.jp/local/nagano/061120/ngn001.htm

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