朝日新聞の「読者交流月間」の催しの一つとして、長野総局は29日、「アカカンガルーの
ハッチとクララに会おう」と須坂市動物園に子供たちを含む24人を招待した。
全国的な人気者になったハッチと花嫁クララを朝日新聞長野版では6月から「ハッチの
新婚日記」として紹介を続けてきた。この日は同動物園の協力で、飼育員からハッチ一家の
エピソードを聞いたり餌作りを体験したりした。
小林正和飼育員が「ハッチは、朝一番に入園したお客さんの足音を聞くと、身構えて
『待ってました』とキックボクシング姿を披露します」との説明。すると、参加者はハッチの
サービス精神に感心した様子。しかし、ハッチは、秋の日だまりの中でゴロンと寝ころんで、
おなかやお尻をかく得意のポーズ。小林さんは「自分より強い相手がいないとわかっている
から、あんなに無防備なんです」と説明した。キックボクシング姿は午前9時ごろと午後4時
ごろに見られるという。
また、クララのおなかから赤ちゃんが時々、顔を出した。そのたびに、「わっ、かわいい!」と
子供たちから歓声があがった。クララが草を食べると、赤ちゃんも草のにおいをかごうと首を
伸ばしていた。「赤ちゃんは目が開いて、外の世界の勉強をしているところなんです」と小林
さん。約1カ月半後に袋から出てくる予定だという。
最後に、ハッチたちの餌作りに挑戦した。子供たちは慣れない手つきで、リンゴや野菜を
切った。「クララは今、ハッチと同じくらい餌を食べます。袋の中に赤ちゃんがいるから
でしょう」と小林さん。
千曲市から参加した小学校教諭清水秀昭さん(42)一家の長男鈴(れい)ちゃん(3)が
「ハッチにプレゼントして」と2匹をイメージした折り紙を小林飼育員に手渡した。「(鈴ちゃん
が)いつになく積極的だった」と清水さん。ハッチは人間の子供も元気を与えたようだ。
東御市の公務員相馬幸政さん(31)夫妻は「飼育員さんの動物への態度は、まるで
子育て」と、動物への愛情に感動していた。
松本市から、祖母、母ときた近藤孟(たける)君(3)は、前日から「明日はハッチ!」と
楽しみにしていたという。「かわいかった」とハッチのしぐさをまねしながら笑顔で話した。
asahi.com - マイタウン長野 06/10/30
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000000610300003 関連リンク
須坂市どうぶつえん
http://www.city.suzaka.nagano.jp/city/garyu/dobutsu/ 「ハッチとクララ ギャラリー」
http://www.city.suzaka.nagano.jp/city/garyu/dobutsu/famous.html#gallery 関連スレッド
【どうぶつ】カンガルーの「ハッチ」主役のカレンダー発売/長野・須坂市動物園
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1161428892/