新山千春(25)は夫の野球人生を予感していた?
16日、新山は夫の黒田哲史内野手(31)が巨人から戦力外通告を受けたショックも見せず、
都内で育児用玩具の新商品発表会に出席した。デザインした縫いぐるみを初披露したのだが、
皮肉にも女児用の商品は巨人のマスコットと同じウサギだった。
ところが、夫をイメージしたという男児向けのクマは、
黒田の移籍先として有力視される西武と同じ青いユニホームを着ていた。
7月12日に第1子の女児を出産したばかりなのに、夫は10月2日に巨人から戦力外を告げられた。
職を失った夫の分までけなげに働く新山をイメージしていたが、心配事などまるで感じさせない。
デザインした赤ちゃんを落ち着かせるメロディーを内蔵した縫いぐるみを取り出した。
「大好きなウサギさんを描きたいと思って!」。あまりに皮肉だ。
夫はジャビットをマスコットにする球界のウサギさんチーム、巨人から放り出されたばかり。
デザインの依頼を受けたのは出産前で、まさか今オフ「大嫌いなウサギさん」
になるとは想像していなかったはず…。
しかし、「大好きなピンクとハートをつけてみた」と女児用の仕上がりに満足そうだ。
笑顔のわけは、もう1つデザインした男児用のクマにあった。
「夫をイメージして」と着せてみた野球のユニホームは青。
球界ではライオンズブルーと呼ばれる西武の球団カラーだ。
実は黒田は巨人解雇後、01年まで在籍した古巣西武から移籍を打診されていた。
新山は、正式発表されていないため具体的な進路こそ明かさなかったが、
夫の近況を、「今も練習してますよ。私は彼がどこに行っても変わらず応援していきますから、
温かく見守ってください。黒田家は何も変わりません。彼も明るいし、娘を風呂にも入れてくれる」と、
すっきりした表情で説明した。
青いユニホームは偶然だとしたが、夫の野球人生を察知したかのようなデザインだった。
ちなみに生後3カ月の長女は、体重6・5キロに成長。
「母乳をがぶ飲みして、女の子なのにダンナに似て筋肉質で重い。
次は男の子がいい。野球選手にしたい」と、厳しい現実に直面してもけろっとしたもの。
ちなみにデザインした縫いぐるみの商品名は「赤ちゃんけろっとスイッチ」。
もう、スイッチが入っていた。
http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20061017-104710.html デザインしたぬいぐるみを手にする新山千春
http://www.nikkansports.com/entertainment/et-061017-2-ns.jpg