札幌市と市内の企業3社は2日から、てんぷらなどに使った家庭の食用廃油の
回収を始めた。バイオディーゼル燃料(BDF)に転換し、自社で使う車の燃料に
使用するほか、一般にも販売する。
BDFはディーゼルエンジンに使う軽油の代わりになり、地球温暖化の原因になる
二酸化炭素の削減や大気汚染抑制に効果があると注目されているクリーン
エネルギー。同市は回収を通じ、市民の環境保護意識も高めたい考えだ。
協力企業は▽食品会社「キャロット」▽レストラン「びっくりドンキー」▽スーパー
「ビックハウス」で、市内に計9店舗ある。
市民が持参した廃油を受け取り、それぞれの企業が精製し、BDFに転換する。
廃油を持ち込んだ市民には粉せっけんなどをプレゼントする。初めて持ち込む市民
先着2000人には、専用の容器も配る計画だ。
3社は現在も自社で出た廃油をBDFに再利用している。
同市は新たな協力企業を募るなどして、来年1月以降回収店舗を増やし、市民が
より廃油を持ち込み易い環境を整備していくという。
(ソースの誤字訂正してあります。)
ニュースソース
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061002k0000e040083000c.html