敬老の日の18日、神戸市灘区の市立王子動物園で、インドゾウの「諏訪子」(雌、推定63歳)、
チンパンジーの「ジョニー」(雄、同56歳)、レッサーパンダの「洋洋(やんやん)」(雌、21歳)と
「太郎」(雄、17歳)の長寿を祝い、来園者から好物の果物などがプレゼントされた。
諏訪子、ジョニー、洋洋は、人間なら100歳を超え、いずれも国内の動物園では最高齢で、
太郎も80歳に相当するが、みな元気で来園者に親しまれている。
レッサーパンダの動物舎では、手のひらに載せた好物のブドウをおいしそうにほおばる太郎に、
子どもらが大はしゃぎ。神戸市中央区の主婦藤森尚子さん(21)は、「ふわふわした感触で癒や
された。自分の祖父にもお祝いをしようと思います」と話していた。
諏訪子は、来園者20人から順番に差し出されたリンゴを次々に鼻を伸ばして受け取り、あっと
いう間に平らげたうえ、最後に飼育員から贈られたスイカ1玉もペロリ。孫と来園していた同市兵
庫区の主婦松浦さん(69)は、「立派な食べっぷりに元気をもらいました。長生きはするものですね」
と感動した様子だった。
(2006年9月19日 読売新聞)
子どもらに好物のブドウを食べさせてもらうレッサーパンダの太郎
http://osaka.yomiuri.co.jp/photo/kannat/KN20060919102652965L0.jpg ソース
http://osaka.yomiuri.co.jp/animal/20060919kn02.htm