自分らで栽培したカボチャの大きさを競う「ジャンボかぼちゃ大会」が十七日、多可町中区牧野の
牧野グラウンドで開かれた。会場には、小さな子どもの背丈ほどある巨大なカボチャがずらりと
並び、訪れた人たちを驚かせた。
牧野地区のむらづくり協議会が「大きくて目立つカボチャをむらの目玉に」と始め、今年で五回目。
毎年、同地区の約八十戸の家庭で米国産品種「アトランティックジャイアント」を栽培している。
会場では、巨大カボチャに自由に絵を描くコーナーや同地区で収穫された野菜の朝市なども
催され、延べ約二百人が訪れた。大会には、町内外から約百四十個が出品され、胴回り
二メートル五三センチ、高さ八五センチ、重さ一七二・五キロのカボチャが見事、歴代の記録を
大きく更新して優勝に輝いた。
栽培した同地区の寄藤さん(73)は「大きくするのは結構、手がかかるので優勝できてうれしい。
ここまで運ぶのも一苦労だった」と苦笑い。寄藤さんのカボチャは香川県の小豆島で開かれる
「日本一どでカボチャ大会」に出品される。
神戸新聞WEB NEWS
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