http://www.saitama-np.co.jp/news09/15/18l.jpg 8月の授賞式で特別功労賞のメダルを手にする沼波さん=カロチャ市役所
さいたま市浦和区でハンガリー料理店「カフェ カロチャ」を経営する
沼波木綿子さん(63)がこのほど、日本とハンガリーの文化交流貢献を評価され、
同国カロチャ市から特別功労賞を受賞した。
日本では珍しいハンガリーの家庭料理を提供、
同市の陶器や刺繍など民芸品も販売している。
沼波さんは「大変名誉なこと。店を続けるのは大変だが、勇気をもらった」と喜ぶ。
北浦和駅東口から徒歩六分。
民家の中にあるカフェは花でいっぱい。
白で統一した店内は明るく、バロック音楽や素敵な絵画が出迎えてくれる。
沼波さんは音大の出身。
ハンガリーの作曲家、コダーイの音楽教育に共鳴し何度も同国を訪れているうち、
料理や文化を広く紹介しようと八年前に店を開いた。
牛肉を煮込んだグヤーシュやハンガリー版ロールキャベツのトゥルトゥットゥカーポスタ
など週替わりで料理を提供。デザートやドレッシングも手づくりだ。
カロチャ市はハンガリー南部、千年の歴史を持つ人口一万八千人の地方都市で、近くをドナウ川が流れる。
陶器や刺繍、民族衣装が有名で、観光客が多く訪れる。
沼波さんは毎年八月に三週間ほど店を閉めてハンガリーに滞在、
料理を勉強したり、商品の買い出しをする。
長女の亜希さん(35)はハンガリーに留学、今は首都ブタペストで仕事をしている。
「プライドが高く温かい人柄に引かれる。今は第二の故郷のようです」と沼波さん。
カフェ(電話番号は省略します)の営業時間は午前十一時から午後六時まで。
火、水曜定休。ホームページは
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/~kalocsa/ ■ソース
WEB埼玉[2006年9月15日(金)]
http://www.saitama-np.co.jp/news09/15/18l.html